クラブの団結を求めた、バルセロナのバルベルデ監督 [写真]=Getty Images
バルセロナを率いるエルネスト・バルベルデ監督は、このところクラブ内で巻き起こっている論争について苦言を呈した。1日、スペイン紙『エル・ペリオディコ』が報じている。
本拠地『カンプ・ノウ』でのチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節インテル戦を、2日に控えているバルセロナ。だが、最近はクラブ内の騒動が頻発しており、重要な一戦を前にチームは落ち着かない状況にある。
24日のリーガ・エスパニョーラ第6節ビジャレアル戦後には、元スペイン代表DFジェラール・ピケが「プレシーズンは役に立たなかった」と発言。ピケはその後も、ロッカールームの権力が増しているという報道に対し、「クラブのことはよく知っているから、クラブ筋の新聞がどこかも知っている。そこが出す記事のことや、誰が記事を書いているのかということもね。署名が別の人になっていることもあるけれども」と述べ、暗にクラブ上層部からメディアに情報が洩れていることを示唆した。ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、事情を説明するためにピケと話し合いを行う可能性があるという。
会見に臨んだバルベルデ監督は「クラブ内での論争は何も生み出さない。私たちはみんなで同じ方向を向き、努力すべきだよ」とコメント。望まない論争を起こさず、目の前の試合に注力することを求めた。
指揮官の発言を機に、クラブ内の騒音は小さくなっていくのだろうか。