2019.09.02

CL組み合わせが決定…UEFAクラブランキングから見る“死のグループ”はどこだ?

チャンピオンズリーグ
いよいよ今月に開幕を迎える19-20シーズンのチャンピオンズリーグ [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ組み合わせ抽選会が8月29日に行われた。そこで今回は、8月16日に発表された最新のUEFAクラブランキングをもとに各グループの平均順位を算出。数字から見る“死のグループ”を導き出した。


 UEFAクラブランキングとは、UEFAが主催する大会での結果をもとに、過去5シーズン分の成績を考慮して格付けされる。つまり、近年の欧州カップ戦における実力を最も忠実に反映したランキングだと言える。

 以下が、各グループの平均順位を高い順に並べたものだ。括弧内は「UEFAクラブランキング/昨シーズンのリーグ戦成績」である。

▼グループD…22.75

ユヴェントス(5位/イタリア王者)
アトレティコ・マドリード(4位/スペイン2位)
レヴァークーゼン(28位/ドイツ4位)
ロコモティフ・モスクワ(54位/ロシア2位)

▼グループE…26.75

リヴァプール(3位/イングランド2位)
ナポリ(15位/イタリア2位)
ザルツブルク(29位/オーストリア王者)
ヘンク(60位/ベルギー王者)

▼グループA…28.5

パリ・サンジェルマン(8位/フランス王者)
レアル・マドリード(1位/スペイン3位)
クラブ・ブルージュ(37位/ベルギー2位)
ガラタサライ(68位/トルコ王者)

▼グループF…33.5

バルセロナ(2位/スペイン王者)
ドルトムント(13位/ドイツ2位)
インテル(46位/イタリア4位)
スラビア・プラハ(73位/チェコ王者)

▼グループG…34

ゼニト(19位/ロシア王者)
ベンフィカ(21位/ポルトガル王者)
リヨン(27位/フランス3位)
ライプツィヒ(69位/ドイツ3位)

▼グループB…35.75

バイエルン(3位/ドイツ王者)
トッテナム(17位/イングランド4位)
オリンピアコス(35位/ギリシャ2位)
ツルヴェナ・ズヴェズダ(88位/セルビア王者)

▼グループC…41.25

マンチェスター・C(6位/イングランド王者)
シャフタール(16位/ウクライナ王者)
ディナモ・ザグレブ(51位/クロアチア王者)
アタランタ(92位/イタリア3位)

▼グループH…46.25

チェルシー(12位/イングランド3位)
アヤックス(20位/オランダ王者)
バレンシア(39位/スペイン4位)
リール(114位/フランス2位)

 平均値を算出した結果、“死のグループ”に該当したのはグループDだった(平均順位22.75)。過去6シーズンの間に、それぞれ2度のCL決勝進出を果たしているユヴェントス(5位)とアトレティコ・マドリード(4位)が同居。さらに欧州カップ戦では常連と言えるレヴァークーゼン(28位)とロコモティフ・モスクワ(54位)が加わったことで、数字上では最もハイレベルなグループとなっている。

 グループDに次ぐ平均順位を記録したのが、グループE(平均順位26.75)。“現”欧州王者のリヴァプール(3位)が頭一つ抜け出している点は否めないが、南野拓実と奥川雅也が所属するザルツブルク(29位)も、伊東純也が所属するヘンク(60位)も昨シーズンの国内王者であり、100パーセントの実力を発揮することができれば、決勝トーナメント進出も夢ではないだろう。

 上記に続くのが、パリ・サンジェルマン(8位)とレアル・マドリード(1位)が居並ぶグループA(平均順位28.5)。平均値は高いものの、各クラブのランキングを見る限り“2強2弱”の構図は鮮明であり、長友佑都が所属するガラタサライ(68位)は厳しい戦いを強いられることになりそうだ。

 そして、抽選会後に各国メディアで“死の組”と報じられたグループF(平均順位33.5)は、意外にも上から4番目の平均順位となった。バルセロナ、ドルトムント、インテルというヨーロッパ屈指の強豪クラブが同居するが、インテルは2015-16シーズンと2017-18シーズンにUEFA主催大会に出場していなかった。そのため、現在のクラブランキングは46位とそれほど高くなく、平均値を押し下げる要因になったと思われる。

 なお今回の結果を国別に見ると、イングランド勢は組み合わせに恵まれたと言える。リヴァプールこそ平均順位が2番目のグループEに入ったが、トッテナム(グループB:平均順位35.75)、マンチェスター・C(グループC:平均順位41.25)、チェルシー(グループH:平均順位46.25)はいずれも下位3グループに名を連ねた。昨シーズンはベスト8に全4クラブが勝ち進むなど“イングランド旋風”を巻き起こしたが、今シーズンもその再現が期待できそうだ。

 もちろん、UEFAランキングは過去5シーズン分の成績から算出するため、クラブの現在の実力を正確に表しているものではない。それでも、各グループの厳しさを見極める一つの指標として、参考にしてみてはいかがだろうか。

(記事/Footmedia)

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