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守備陣の総合力ではリヴァプールに軍配? トッテナムは3バックか4バックか…【CL決勝ポジション別戦力比較/ディフェンダー編】

2019.06.01

トッテナムDFヤン・フェルトンゲン(左)と、リヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク(右) [写真]=Getty Images

 長丁場だった戦いが、ついに終局を迎える。1日(日本時間28時)、アトレティコ・マドリードの本拠地『エスタディオ・メトロポリターノ』で、トッテナムリヴァプールによるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝が行われる。

 運命の決戦を前に、両クラブの各ポジションごとの戦力を整理・比較した。今回は「ディフェンダー編」をお送りする。

トッテナム ディフェンダー招集リスト》

※カッコ内は今季CLでの成績

2 キーラン・トリッピアー(7試合出場0ゴール2アシスト)
3 ダニー・ローズ(7試合出場0ゴール0アシスト)
4 トビー・アルデルヴァイレルト(11試合出場0ゴール0アシスト)
5 ヤン・フェルトンゲン(9試合出場1ゴール1アシスト)
6 ダビンソン・サンチェス(8試合出場0ゴール0アシスト)
16 カイル・ウォーカー・ピータース(1試合出場0ゴール0アシスト)
21 フアン・フォイス(2試合出場0ゴール0アシスト)
24 セルジュ・オーリエ(5試合出場0ゴール1アシスト)
33 ベン・デイビス(9試合出場0ゴール1アシスト)

《キーマン》

5 ヤン・フェルトンゲン(9試合出場1ゴール1アシスト)

[写真]=Getty Images

 対人能力の強さが武器のセンターバック。前に出てボールホルダーに圧力をかけるだけでなく、相手を待ち受けてボールを取りきる能力にも長けている。ビルドアップの起点になれる点も魅力のひとつ。

 一方で、相手のアタッカーにスピード勝負を仕掛けられると、どうしても脆さを見せる面も。トランジションが早いリヴァプールに素早い攻めを繰り出された時に、フェルトンゲンのところから守備網に穴が空く可能性は十分にある。

トッテナム スカッド総合力(S・A・B・Cの4段階評価)》

A

 屈強なメンバーを揃えるトッテナムディフェンス陣は、まさに「武闘派集団」。フェルトンゲンやトビー・アルデルヴァイレルトのように攻撃のスイッチを入れることができる選手もおり、後方から停滞した状況を打破することもできる。

 ただ、キーラン・トリッピアーダビンソン・サンチェスらは決定的な場面での“ポカ”も多い。決勝では一つのミスが命取りになりかねないので、この点は少し心配である。また、3バックシステムを採用した時のバタつき感も不安要素の一つだ。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は大一番で3バックを使う頻度が多いが、この決勝ではどのようなシステムを用いてくるかにも注目が集まる。

リヴァプール ディフェンダー招集リスト》

※カッコ内は今季CLでの成績

4 フィルジル・ファン・ダイク(11試合出場2ゴール2アシスト)
6 デヤン・ロヴレン(3試合出場0ゴール0アシスト)
12 ジョー・ゴメス(8試合出場0ゴール0アシスト)
18 アルベルト・モレノ(1試合出場0ゴール0アシスト)
26 アンドリュー・ロバートソン(11試合出場0ゴール2アシスト)
32 ジョエル・マティプ(7試合出場0ゴール0アシスト)
66 トレント・アレクサンダー・アーノルド(10試合出場0ゴール4アシスト)

《キーマン》

4 フィルジル・ファン・ダイク(11試合出場2ゴール2アシスト)

[写真]=Getty Images

 アグレッシブに前線からプレッシングを行うリヴァプールにおいて、守備陣後方に出現するスペースは相手に利用されたくないエリアだ。ファン・ダイクは常に危険なエリアに睨みをきかせ、素早いスライドでカバーリングを行うことができる。危機的状況でも「相手が持つ選択肢のうち、どれが最も失点に直結するか」ということを冷静に判断する“サッカーIQの高さ”を持っている。

 強靭なフィジカルは守備面だけでなく、攻撃面でも発揮される。セットプレーにおける空中戦では自らゴールを狙うことも、ポスト役をこなすこともある。リヴァプールにとっては、ファン・ダイク自体がセットプレーの“戦術”だ。

リヴァプール スカッド総合力(S・A・B・Cの4段階評価)》

S

 サブ組を含め、試合に出場すれば実力を出し切れる選手が揃っている。準決勝バルセロナ戦の2nd legで、意表を突くクイックリスタートでチームを救ったトレント・アレクサンダー・アーノルドや、疲れ知らずのアップダウンを繰り返すアンドリュー・ロバートソンなど、戦力の充実度は相当高い。

 そのバルセロナ戦では、ジョエル・マティプがファン・ダイクの相棒として出色の出来を披露。決勝でも先発の可能性が高いマティプのハイパフォーマンスは、ユルゲン・クロップ監督にとっても嬉しい限りだろう。

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By サッカーキング編集部

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