アジア人CL最多得点記録を更新したソン・フンミン [写真]=Getty Images
トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンが、偉大な記録を達成した。
17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、マンチェスター・Cとのセカンドレグに先発出場したソン・フンミンは、0-1で迎えた7分に同点弾を挙げると、直後の10分にも右足を振り抜きゴール右隅に沈めた。
この試合で2得点を挙げたソン・フンミンは、CL通算で12得点目を記録。これは、ディナモ・キエフなどでプレーしていた元ウズベキスタン代表FWマクシム・シャツキフが保持していた記録の11ゴールを上回り、アジア人CL最多得点記録保持者となった。
セカンドレグを3-4で落としたトッテナムだったが、2試合合計は4-4。アウェイゴール差で初のCLベスト4進出を果たした。突破に大きく貢献したソン・フンミンは試合後、「こんな試合は見たことがない。タフでクレイジーな試合だったけど、とても誇りに思っている」と喜びを爆発させた。
試合終了間際にはマンチェスター・Cにネットを揺らされたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)介入の結果、オフサイドでゴールが取り消されトッテナムの勝ち抜けが決まった。
VARによってゴールが取り消された場面についてソン・フンミンは、「今回は幸運だった。時々そうでない時もあるが、今日はこの判定に感謝したい」と語り、「これはとても重要な勝利で、チームメイトのことを誇りに思う。最後まで戦うことができたし、本当に信じられないね」と壮絶な打ち合いとなった試合を振り返った。
なお、アジア人CL最多得点記録保持者となり、トッテナム初のCLベスト4進出に貢献したソン・フンミンだが、アヤックスとの準決勝ファーストレグは累積警告により、出場停止が決まっている。