激しい打ち合いとなったバイエルンとアヤックスの一戦 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ・グループステージ第6節が12日に行われ、バイエルンはアウェイでアヤックスと3-3で引き分けた。
すでにグループステージ通過を決めている両チーム。しかし、首位通過を懸けた大一番に臨んだ。
バイエルンは立ち上がりから主導権を握り13分、セルジュ・ニャブリのスルーパスに抜け出したロベルト・レヴァンドフスキがシュート。きっちりと沈めてバイエルンが先制に成功した。そしてだんだんと試合はヒートアップ。3枚のイエローカードが提示され、荒れ模様となったところで前半が終了した。
1点を追うアヤックスは61分にドゥシャン・タディッチがゴール。試合を振り出しに戻したが、そのわずか6分後にマクシミリアン・ウーバーが一発レッドカードを受け、アヤックスは数的不利に追い込まれた。
するとバイエルンはすかさず疲れの色が見えてきたフランク・リベリーを下げ、キングスレイ・コマンを投入。攻めに出たが、その4分後にはトーマス・ミュラーが一発退場。試合は10対10となった。
そして試合は80分を過ぎ、1-1で終わるかのように見えたが、ここからが勝負だった。82分、ジェローム・ボアテングがペナルティエリアでのスライディングでファールをとられPKに。これをタディッチが落ち着いて決め、アヤックスが逆転に成功した。
しかし、その5分後にはドリブルでペナルティエリアに侵入したチアゴが倒されバイエルンがPKを獲得。レヴァンドフスキがこのPKを決め、試合を2-2とした。
89分、両クラブは交代カードを使用。最後の攻めにでると、90分にペナルティ内左でコマンが右足一閃。シュートをゴール右隅に突き刺し、バイエルンが勝ち越しに成功した。
しかしまだ試合は終わらない。後半アディショナルタイム95分、シュートのこぼれ球をつめ、アヤックスが劇的同点ゴールを決めた。
イエローカードが5枚、レッドカードが2枚出た荒れた試合は、3-3で終了。バイエルンが首位通過を決め、アヤックスは2位通過となった。
なお、同組ではベンフィカがAEKアテネに1-0で勝利。EL進出を決めている。決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会は17日に行われる。
【得点者】
0-1 13分 レヴァンドフスキ(バイエルン)
1-1 61分 タディッチ(アヤックス)
2-1 82分 タディッチ(PK)(アヤックス)
2-2 87分 レヴァンドフスキ(PK)(バイエルン)
2-3 90分 コマン(バイエルン)
3-3 90+5分 タグリアフィコ(アヤックス)
【スターティングメンバー】
アヤックス(4-3-3)
オナナ;マズラウィ、デ・リフト、ウーバー(67分 退場)、タグリアフィコ;デ・ヨング、ブリント、シェーネ、デ・ベーク(75分 ドルベリ);ツィエク、タディッチ、ネレス(89分 フンテラール)
バイエルン(4-4-2)
ノイアー;ラフィーニャ、ズーレ、ボアテング、アラバ;ニャブリ(62分 チアゴ)、キミッヒ、ゴレツカ(89分 R・サンチェス)、リベリー(71分 コマン);ミュラー(75分 退場)、レヴァンドフスキ
By サッカーキング編集部
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