2018.12.07

復活の兆しを見せる白い巨人…来る本番へ“真の姿”を取り戻すには?

[写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 12月1日、日本テレビは「サッカーアース」を放送。グループステージ第5節が行われた、チャンピオンズリーグ(CL)を特集した。

 レアル・マドリードはローマとのアウェイゲームに挑んだ。試合は序盤からレアルのペースで進むも、得点を奪うには至らず、前半はスコアレスで終了する。それでも後半開始早々の47分、敵のミスを見逃さなかったギャレス・ベイルが落ち着いてシュートを沈め、レアルが先制した。59分にはルーカス・バスケスが追加点を挙げる。試合はこのままタイムアップ。レアルがローマを2-0で下し、決勝トーナメント進出を決めた。

【スコア】
ローマ 0-2 レアル・マドリード

【得点者】
0-1 47分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
0-2 59分 ルーカス・バスケス(レアル・マドリード)

【スターティングメンバー】
ローマ(4-2-3-1)
オルセン;フロレンツィ、マノラス、ファシオ、コラロフ;エンゾンジ(64分 チョリッチ)、クリスタンテ;ウンデル、ザニオーロ(69分 カルスドルプ)、エル・シャーラウィ(22分 クライファート);シック

レアル・マドリード(4-3-3)
クルトワ;カルバハル、ヴァラン、S・ラモス、マルセロ;クロース、M・ジョレンテ、モドリッチ(80分 バルベルデ);L・バスケス、ベンゼマ(77分 マリアーノ)、ベイル(84分 アセンシオ)

新指揮官の下、本来の姿を取り戻そうとしている白い巨人

[写真]=Getty Images


 立ち込めた暗雲は晴れたのか? サンティアゴ・ソラーリ監督のCL初采配は、前回大会ベスト4の強豪を相手に快勝を飾った。番組解説を務める城彰二氏は、「ロナウドが抜けたことで、4-3-3のフォーメーションから、モドリッチが2列目からどんどん前に出るようになった。今までは3人くらいしか攻撃に行かなかったけど、5人くらいに増えて厚みが出た」と、現レアルを解説した。

 クリスティアーノ・ロナウドとジネディーヌ・ジダン、レアルを前人未到のCL3連覇に導いた2人がチームを去った。フレン・ロペテギを新監督に迎えて新シーズンに挑むも、満足いく補強ができなかったこともあり、チームは黒星を重ねた。一部の選手からは采配に不満も聞こえ、10月には指揮官解任が発表された。

 それでも、ソラーリ監督が指揮を執ってからチームは生まれ変わった感がある。

「前線の選手の走る量が非常に多くて、ロナウドがいた昨シーズンよりチームとしてのバランスは良いと思う。ただ、“決め切る”という点ではロナウドに敵わない。ベンゼマとベイルが得点を量産できるようになれば、真のレアルになると思います」(城氏)

“決定力”という武器を失い苦しんだが、代わって“自由”を手にした。これまでのレアルはロナウドを中心に攻撃を組み立て、ベイルやカリム・ベンゼマはサポートに回ることが多かった。ロナウドがチームを抜けてからは、各自が自由に前線を動き回り、ゴールを目指そうとしている。さらに、アンカーで起用されるなどして実力を出せなかったトニ・クロースはインサイドハーフに戻った。相棒のルカ・モドリッチのサポートを得て、持ち前の展開力が輝きを取り戻しつつある。

 ここからが本番だ。今月はクラブワールドカップが開幕。年明けには冬の移籍市場がオープンし、チームは新たな戦力を補強するだろう。リーグ戦は後半戦に突入し、CLは決勝トーナメントの幕が上がる。混迷を極めた最悪の状況は脱却した。真の姿を取り戻すために、白い巨人の戦いは続く。

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