2005年のCL決勝で優勝に貢献したキャラガー氏 [写真]=Getty Images
2005年には自身もチャンピオンズリーグ(CL)決勝の舞台に立ち、優勝トロフィーを掲げたリヴァプールのレジェンドであるレジェンド、ジェイミー・キャラガー氏が今シーズンのチームの見どころを紹介した。5月22日のドイツ誌『kicker』が伝えた。
同誌のなかで“CL決勝のエキスパート”として寄稿したキャラガー氏は、エジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・サネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーニョで構成される3トップを絶賛。スピードを活かしたダイナミックな攻撃が、ドイツ人ユルゲン・クロップ監督のサッカーを象徴しているという。「常にアクションを起こし続け、エネルギーが途切れることがないトリオだ。彼らは時間をかけて考えること無く、一気にゴール前でチャンスを作ってしまう」。
さらに、チームのキーマンについては、「ゴール数が多いためにモハメド・サラーに注目が集まるが、クロップ監督にとって最も重要な選手はフィルミーニョだ。私のお気に入りの選手にもなった」とフィルミーニョの名を挙げ、今後の活躍に太鼓判を押した。
「ホッフェンハイム時代は攻撃的MFだったが、今のリヴァプールではセンターフォワードとして成長を続けている。個人的には、プレミアリーグで不当に過小評価され続けている選手だと思うね。彼はオフザボールの動きで、DFラインの裏にサラーとマネのためのスペースを空け、その後で出すパスも素晴らしい。前方にボールを送るアイデアも一瞬で思いつく。ボールも失わないし、シュートの際にはクールに落ち着いている。守備に関しては、ドイツでしっかり学んできている。ボビー(フィルミーノの愛称)はワールドカップでも確実に重要な選手になる」
13年前に奇跡の大逆転でチャンピオンズリーグを制して以来となる欧州制覇を狙うリヴァプール。26日に行われる決勝のレアル・マドリード戦では、レジェンドが推す“エース”フィルミーニョの活躍に期待がかかる。