(上)04−05CL決勝メンバーと(下)現在のメンバー [写真]=Getty Images
現在ニューカッスルを率いるラファエル・ベニテス監督が、2004-05シーズン以来のチャンピオンズリーグ(CL)制覇に挑む古巣のリヴァプールについて言及した。22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
2004-05シーズンから6年間リヴァプールを率いたベニテス監督。就任1年目には、CL決勝でミラン相手に3点を先制され前半を折り返しながらも、同点に追いつき、PK戦の末に勝利を収め、CL制覇へと導いた。この試合は、“イスタンブールの奇跡”と呼ばれ、現在も語り継がれている。
26日に行われるCL決勝を控え、2004-05シーズン以来のCL制覇を目指すリヴァプール。元指揮官であるベニテス監督は、CL制覇した当時のチームと現在のチームを次のように比較した。
「我々はタイトルを獲得して、“イスタンブールの奇跡”とも言われている。だが、今のチームの方が優れていると思う」
「使ったお金について言えば、私の予算は2000万ポンド(約30億円)だった。今のチームはもっとお金がかかっている。だが、我々にはスティービー(スティーブン・ジェラードの愛称)がいた。もちろん、他にも(シャビ)アロンソや(ディートマー)ハマンといった選手たちもいた。ハードワークする選手たちがいて、いいバランスを保っていた」
「今のチームはそのいいバランスを備えている上に、前線の3人が自分たちで違いを作ることができる。我々には違いを作れる選手が1人いたかもしれないが、彼らには3人もいる。チームスピリットやインテンシティーは似たようなところがあるかもしれないが、それがリヴァプールだ。彼らにはもっとクオリティーがある。特に前線はね」
また、CL決勝の対戦相手であるレアル・マドリードについてベニテス監督は、難敵であることを認めた一方で、リヴァプールにもエールを送った。
「レアル・マドリードは実力があり、経験も多く持っている。彼らには、インテンシティーや、クオリティー、情熱、タイトルへの欲望がある。だが、リヴァプールなら勝つことができると思っているよ」
By サッカーキング編集部
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