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CL3連覇に王手のレアル、史上最多となる過去15回のファイナルを振り返る

2018.05.02

史上最多過去15回の決勝に進んでいるレアル・マドリード [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグが5月1日に行われ、レアル・マドリードはバイエルンと2-2のドロー。2試合合計4-3で、3年連続の決勝進出を決めた。

 前身の欧州チャンピオンズカップ時代を含めて、レアル・マドリードが欧州最高峰の大会で決勝まで勝ち進むのは16回目のことになる。これはミラン(イタリア)の11回を上回る史上最多記録だ。5月26日にウクライナの首都キエフにあるオリンピスキ・スタジアムで開催される今大会の決勝戦を前に、レアル・マドリードが戦った過去15回のファイナルを振り返る。

■1955-56シーズン(優勝)
レアル・マドリード4-3スタッド・ランス(フランス)
監督:ホセ・ビジャロンガ
開催地:パリ(フランス)

レアル・マドリード

1956年大会初制覇した時のメンバー [写真]=Getty Images

■1956-57シーズン(優勝)
レアル・マドリード2-0フィオレンティーナ(イタリア)
監督:ホセ・ビジャロンガ
開催地:マドリード(スペイン)

■1957-58シーズン(優勝)
レアル・マドリード3-2ミラン(イタリア) *延長戦で勝利
監督:ルイス・カルニグリア
開催地:ブリュッセル(ベルギー)

■1958-59シーズン(優勝)
レアル・マドリード2-0スタッド・ランス(フランス)
監督:ルイス・カルニグリア
開催地:シュトゥットガルト(ドイツ)

■1959-60シーズン(優勝)
レアル・マドリード7-3フランクフルト(ドイツ)
監督:ミゲル・ムニョス
開催地:グラスゴー(スコットランド)

 レアル・マドリードは史上初めて欧州制覇を成し遂げたクラブでもある。“欧州最強クラブ”を決める「欧州チャンピオンズカップ」が1955-56シーズンに創設されると、初代王者に輝いた。以降も4シーズン連続で頂点に立ち、5連覇を達成。5回の決勝すべてでゴールを決めたアルフレド・ディ・ステファノを筆頭に、ハンガリー代表FWフェレンツ・プスカシュやスペイン代表FWフランシスコ・ヘントといったスター選手を擁して黄金期を築いた。なお、1960-61シーズンはラウンド16でバルセロナに敗れて、6連覇の夢は断たれた。

レアル・マドリード

1960年決勝メンバー [写真]=Getty Images

■1961-62シーズン(準優勝)
レアル・マドリード3-5ベンフィカ(ポルトガル)
監督:ミゲル・ムニョス
開催地:アムステルダム(オランダ)

 プスカシュがハットトリックの活躍を見せたものの、レアル・マドリードは「黒豹」の異名をとったポルトガル代表FWエウゼビオに2ゴールを許すなどして敗戦。ベンフィカが2連覇を達成した。

■1963-64シーズン(準優勝)
レアル・マドリード1-3インテル(イタリア)
監督:ミゲル・ムニョス
開催地:ウィーン(オーストリア)

 レアル・マドリードは準々決勝で前年度王者のミランを破るなどして、2年ぶりに決勝の舞台に辿りつく。しかし、初優勝を果たしたインテルに王座奪還を阻まれた。

■1965-66シーズン(優勝)
レアル・マドリード2-1パルチザン(現セルビア)
監督:ミゲル・ムニョス
開催地:ブリュッセル(ベルギー)

 レアル・マドリードは準決勝で、2年前のファイナルで敗れたインテルにリベンジを果たし、決勝に進出。東ヨーロッパのクラブとして初の決勝進出を果たしたパルチザンに勝利を収めて、6年ぶり6度目の欧州制覇を成し遂げた。

レアル・マドリード

1966年、パルチザンを下して6度目の優勝 [写真]=Getty Images

■1980-81シーズン(準優勝)
レアル・マドリード0-1リヴァプール(イングランド)
監督:ヴヤディン・ボシュコヴ
開催地:パリ(フランス)

 6度目の欧州制覇から25年。レアル・マドリードは再び決勝進出を果たした。しかし、パルク・デ・プランスで行われたファイナルでは、82分に唯一のゴールを決めたリヴァプールが勝利を収め、通算3度目の欧州制覇を成し遂げた。

レアル・マドリード

1981年、リヴァプールと対戦 [写真]=Getty Images

■1997-98シーズン(優勝)
レアル・マドリード1-0ユヴェントス(イタリア)
監督:ユップ・ハインケス
開催地:アムステルダム(オランダ)

 ユーゴスラビア(セルビア・モンテネグロ)代表FWプレドラグ・ミヤトヴィッチの決勝点によって、レアル・マドリードは32年ぶり7度目の欧州制覇を達成。大会名が「チャンピオンズリーグ(CL)」へ変更されてからでは、初の優勝だった。ユヴェントスには当時まだ選手だったジネディーヌ・ジダンが在籍していた。

レアル・マドリード

1998年、チャンピオンズリーグに名称変更後初優勝 [写真]=Getty Images

■1999-2000シーズン(優勝)
レアル・マドリード3-0バレンシア(スペイン)
監督:ビセンテ・デル・ボスケ
開催地:パリ(フランス)

 同大会の決勝で初の“同国対決”となった99-2000シーズン。レアル・マドリードはスペイン代表FWフェルナンド・モリエンテス、イングランド代表MFスティーヴ・マクマナマン、スペイン代表FWラウール・ゴサンレスのゴールで3-0と快勝。クラブ史上初の決勝進出を果たしたバレンシアに経験の差を見せつけ、8度目の欧州制覇を果たした。

レアル・マドリード

2000年、大会史上初の“同国対決”を制し優勝 [写真]=Getty Images

■2001-02シーズン(優勝)
レアル・マドリード2-1レヴァークーゼン(ドイツ)
監督:ビセンテ・デル・ボスケ
開催地:グラスゴー(スコットランド)

 ブラジル代表DFルシオの同点弾で一度は追いつかれたものの、「CL史上もっとも美しいゴールの1つ」とされるジダンの左足のボレーシュートが決勝点となり、レアル・マドリードが21世紀に入って初の欧州王者に。これが通算9度目の優勝だった。

ジネディーヌ・ジダン

左足のボレーシュートを決めたジダン [写真]=Getty Images

■2013-14シーズン(優勝)
レアル・マドリード4-1アトレティコ・マドリード(スペイン) *延長戦で勝利
監督:カルロ・アンチェロッティ
開催地:リスボン(ポルトガル)

 レアル・マドリードにとって12年ぶりの決勝は、大会史上初めて同じ都市に本拠地を置くチーム同士の決戦となった。試合はウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンに先制を許したものの、後半アディショナルタイムにスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが起死回生の同点弾をマーク。迎えた延長戦で、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ブラジル代表DFマルセロ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが立て続けにゴールを決めて、“マドリード・ダービー”を制した。この瞬間、レアル・マドリードは悲願だった10度目の欧州制覇「ラ・デシマ」を成し遂げた。

レアル・マドリード

2014年、10度目の欧州制覇を成し遂げた [写真]=Getty Images

■2015-16シーズン(優勝)
レアル・マドリード1-1アトレティコ・マドリード(スペイン) *PK5-3で勝利
監督:ジネディーヌ・ジダン
開催地:ミラノ(イタリア)

 再び欧州最高峰の舞台で実現した“マドリード・ダービー”は、2年前を上回る激闘となった。1-1で迎えた延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。アトレティコ・マドリードは4人目のスペイン代表DFフアンフランが失敗したのに対し、レアル・マドリードはキッカー5人全員がPKを成功。悲願の初優勝を狙ったアトレティコ・マドリードを退けて、2年ぶり11度目の優勝を果たした。

レアル・マドリード

2016年、PK戦を制して2年ぶりの優勝 [写真]=Getty Images

■2016-17シーズン(優勝)
レアル・マドリード4-1ユヴェントス(イタリア)
監督:ジネディーヌ・ジダン
開催地:カーディフ(ウェールズ)

 大会名が「チャンピオンズリーグ」へと改称されてから初めて2年連続で決勝進出を果たすと、後半に圧巻の3ゴールをマーク。イタリア王者のユヴェントスを下し、CL史上初の2連覇を達成した。「CLで連覇はできない」というジンクスを打ち破り、前人未到の快挙を成し遂げた。

レアル・マドリード

前人未到の2連覇という快挙を達成 [写真]=Getty Images

(記事/Footmedia)

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