劇的な逆転弾を決めたS・ロベルト(写真は2017年のもの) [写真]=Getty Images
バルセロナのスペイン代表MFセルジ・ロベルトが、1年前のパリ・サンジェルマン(PSG)戦で決めた奇跡の逆転ゴールについて振り返った。地元のラジオ局『RAC1』で語った内容を、スペイン紙『マルカ』などが9日に伝えている。
2017年3月7日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、バルセロナはPSGと対戦。ホームで6-1の大勝を収め、0-4で敗れたファーストレグのビハインドを大逆転した。S・ロベルトは、後半アディショナルタイムに劇的な逆転ゴールをマーク。ファーストレグ4点ビハインドからの逆転劇はCL史上初の快挙で、同選手は奇跡的な勝利の立役者となった。
S・ロベルトは、サッカー史に残る偉業達成の瞬間を以下のように振り返っている。
「あんな結末を迎えるなんて、誰も想像してなかった。少なくともPSGにゴールを決められた後はね。みんな諦めかけていた。ネイマールのクロスに反応できたのが僕で、幸いオフサイドにもかからず、思いっきり足をのばした。ボールが少し浮いたから、ゴールネットに吸い込まれるまではゴールになると信じられなかった」
「あの時は何も考えてなかったし、とっさに身体が動いた。できることを全力でやった。ボールがあまり浮かないように、強く足を振らないことだけを心掛けていた」
「僕はあまり多くのゴールを決めないけれど、あの瞬間には決められた。残念ながら、優勝することはできなかったけれど、いつまでも記憶に残るものだ。僕は生粋のクレ(バルセロナのファン)だから、バルセロナのユニフォームを着て、カンプ・ノウでゴールを決めることは唯一無二のことだ」
「生活は変わらないけれど、ファンはあのゴールを覚えていてくれる。逆転ゴールを決められたことには満足しているし、ファンがあのゴールで僕のことを思い出してくれるのも嬉しいことだ」
「あの日チームが成し遂げたことは誰も想像していなかったし、またああいう体験をするのは難しいだろうね」
(記事/Footmedia)