シャビ・アロンソ氏(左)が抽選を担当した結果、レアルとパリSGの対戦が決定 [写真]=Getty Images
11日にスイスのニヨンで行われたチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会で、前人未到の3連覇を目指すレアル・マドリードはパリ・サンジェルマンと対戦することが決まった。最も避けたかった難敵の一つを引き当てたのは、皮肉にもレアル・マドリードOBである元スペイン代表のシャビ・アロンソ氏だった。
これに素早く反応したのは、X・アロンソとともにリヴァプールからレアル・マドリードに移籍した経緯を持つ元スペイン代表のアルバロ・アルベロア氏。自身のツイッターを更新すると、泣き笑いの絵文字を3つ並べながら、今回の全抽選を担当した友人を茶化した。
「シャビ・アロンソが手よりも足の方がはるかに優れているのは、誰もが知っていることだ。我々に恐れはない。PSG戦に立ち向かっていこう!」
とはいえ、アルベロア氏も他人のことを言えたものではなかった。抽選前はX・アロンソ氏に全幅の信頼を寄せていたうえ、開催地を間違えるという失態を犯しているのだ。
「今日はチャンピオンズの抽選会。我々マドリディスタは落ち着いていられる。ジュネーヴにはシャビ・アロンソがいるからね。我々は達人の手に守られている」
なお、古巣の期待に添えなかったX・アロンソ氏だが、バルセロナの対戦相手にチェルシー、セビージャの相手にはマンチェスター・Uを引き当てるなど、スペイン勢3クラブ全てに試練を与えてしまっている。
文=北村敦