人種差別被害を訴えたリュディガー [写真]=Getty Images
欧州サッカー連盟(UEFA)規律委員会は17日、チャンピオンズリーグ(CL)の一戦で人種差別的なチャントがあったとして調査を行っていたが、証拠不十分で調査終了となったことを発表した。
問題となっていたのは10月18日に行われたCLグループリーグ第3節ローマ対チェルシーの一戦。引き分けに終わったこの試合で、今夏ローマからチェルシーに移籍したドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが「相手サポーターから人種差別的なチャントを受けた」としてUEFAに訴えていた。
UEFA規律委員会はローマに対して調査を行っていたものの「十分な証拠は見つからなかった。UEFAは調査を終了する決定を下した」と声明を発表し、調査の打ち切りを決定した。これにより、ローマが処罰をうける可能性はなくなったようだ。
ブンデスリーガ、セリエA、プレミアリーグと複数の国でプレーしたリュディガーは「特にイタリアでは、人種差別は非常に深刻な問題だ」と語り、人種差別問題に不快感を表していた。
By サッカーキング編集部
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