好調を維持するプレミアリーグ勢は覇権奪還を目指す [写真]=Getty Images
今シーズン、プレミアリーグの4チームがチャンピオンズリーグ(CL)で好調を維持している。果たしてプレミアリーグに新時代が到来したのか。イギリス紙『デイリーメール』が28日付で特集記事を掲載している。
チェルシー、マンチェスター・C、マンチェスター・U、トッテナムの4チームが好調だ。今シーズンのCL・グループステージ第2節を終えた時点で、4チームがそれぞれ連勝スタートを切っている。
2012-13シーズンにチェルシーがCLで優勝して以来、イングランド勢は準決勝にすらほとんど勝ち残っていない。ここ4年はすべてスペイン勢がCLを勝ち取っており、他国を圧倒している。
スペインとイングランドのどちらのリーグでもプレー経験があるレアル・マドリードに所属するウェールズ代表FWギャレス・ベイルは両国の違いについてこう述べている。
「プレミアリーグでは90分間100パーセントの力を出さなければ、負けてしまうような試合ばかりだった。スペインでは下位のクラブと差があって、後半から気合をいれても勝てるような戦力差があるんだ。また、ウインターブレイクも影響しているだろうね。他国のリーグが休んでいる間、イングランドはわずかな期間で4試合から5試合ほどをこなさなければいけない。満足な休息をとることが出来ずに、疲労が蓄積して、後になって影響してくるんだ。プレミアリーグは本当にタフなリーグだよ」と違いを強調した。
一方、スポーツリポーターのサム・カニンガム氏は「現在、好調を維持しているプレミアリーグだが、こうした状況は長くは続かないだろう。ノックアウト・ステージで真実が現れるのではないか」とリーグ構造による疲弊が影響すると主張。最終的にプレミア勢がCLで結果を残すのは難しいとの見方を示した。
こうした中、プレミアリーグではウインターブレイクの見直しが叫ばれている。