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オーバメヤンが痛恨のPK失敗…ドルトムント、再三の決定機を決め切れず公式戦2連敗

2017.02.15

PK失敗で肩を落とすオーバメヤン [写真]=Bongarts/Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグが14日に行われ、ベンフィカと日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが対戦した。香川はベンチスタートとなった。

 今シーズンの欧州覇者を決めるトーナメントが幕を開けた。ドルトムントは昨年王者のレアル・マドリードを抑えてグループFを首位突破。だが、3日前のブンデスリーガ第20節では最下位ダルムシュタットにまさかの敗戦を喫し、つまずいて決勝トーナメント開幕を迎えることとなった。初戦はベンフィカのホームに乗り込んでの一戦だが、「攻撃的なメンタリティこそ、このクラブの特徴の1つ」とトーマス・トゥヘル監督が語るように、グループステージで史上最多の通算21得点を挙げた攻撃力を発揮できるかがポイントとなる。スタメンには、ピエール・エメリク・オーバメヤン、マルコ・ロイス、ウスマン・デンベレ、ラファエル・ゲレイロらが名を連ねた。

ベンフィカ

試合はベンフィカの本拠地エスタディオ・ダ・ルスで行われた [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 試合はドルトムントが主導権を握る。10分、オーバメヤンがデンベレからのパスでペナルティエリア内に抜け出したが、右足シュートはクロスバー上。23分にはゲレイロの折り返しのセカンドボールに反応したデンベレが、エリア内中央で左足シュートを放つが、相手DFの体を張ったブロックに阻まれる。

 さらに38分、エリア内左に抜け出したゲレイロが相手DFと競り合いながら強引に折り返し。オーバメヤンがゴール前に飛び込んだが、わずかに合わなかった。攻勢に出たドルトムントだが、チャンスを決め切れず、スコアレスで前半を折り返す。

 試合は後半開始直後に動いた。48分、右CKを獲得したベンフィカは、中央でルイゾンが頭で合わせる。そのシュートをゴール前でフリーのコンスタンティノス・ミトログルが左足でトラップし、そのまま押し込んで先制点を奪った。

ミトログル

先制ゴールを挙げたミトログル [写真]=UEFA via Getty Images

 反撃したいドルトムントは、チャンスを作るものの、依然としてゴールが遠い。53分、オーバメヤンが鋭いスルーパスでエリア内中央に抜け出し、華麗なターンで相手DFをかわしたものの、右足シュートは枠を捉えられなかった。56分にはロイスがエリア内左でボレーシュート、ウカシュ・ピシュチェクも強烈なミドルシュートで狙うが、いずれも相手GKエデルソンに阻まれた。

 58分、ドルトムントは相手のハンドでPKを獲得し、この日最大のチャンス。キッカーを務めたオーバメヤンはゴール中央へ蹴り込むが、読んでいたGKエデルソンに弾き返された。再三のチャンスを決めきれなかったオーバメヤンは62分にアンドレ・シュールレと交代になった。

オーバメヤン

ゴールを奪えず、交代後にベンチで頭を抱えるオーバメヤン [写真]=Bongarts/Getty Images

 追い付きたいドルトムントは82分、ロイスとゲレイロを下げてゴンサロ・カストロとクリスティアン・プリシッチを投入。84分、右CKのこぼれ球に反応したプリシッチが、エリア手前中央でダイレクトボレーを放つ。シュートは相手選手に当たってコースが変わるが、GKエデルソンの好反応に阻まれた。同点ゴールを狙い続けたドルトムントだが、最後までゴールが遠く、このままタイムアップ。0-1で敗れ、公式戦2連敗となった。なお、香川に出場機会は訪れなかった。

 セカンドレグは3月8日にドルトムントのホームで行われる。

【スコア】
ベンフィカ 1-0 ドルトムント

【得点者】
1-0 48分 コンスタンティノス・ミトログル(ベンフィカ

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