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第1戦欠場のT・シウヴァ、バルサの“MSN”を警戒「神に祈らざるを得ない」

2017.02.14

過去に幾度もバルセロナに苦しめられてきたT・シウヴァ(右)(写真は2014年) [写真]=Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)の主将を務めるブラジル代表DFチアゴ・シウヴァが、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦のバルセロナ戦を前に、スペイン紙『Mundo Deportivo』とのインタビューで試合の見通しを述べた。

 PSGにとって今回の対戦における最大の課題はバルセロナの看板3トップをいかに封じるかになるが、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシを「マスター」、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスを「マタドール」、ブラジル代表のチームメイトでもあるFWネイマールを「ファンタスティック」とそれぞれ称したT・シウヴァは、“MSNトリオ”を止めるのは至難の業であるとの正直な感想を漏らした。

「あの3人を前に、僕たちは全員がとてつもない仕事量を抱えることになる。楽な時間など1分たりとも無い。彼らにとって最良の夜とならないようにするためには、各選手がしっかりとした準備を整えておかなければならない。自分たちの集中力を最大限に発揮し、彼らの破壊力を最小限に抑える必要がある。それができなければ、僕たちにとっては極めて厳しい戦いとなる。3人それぞれが世界屈指の選手のあの3トップを止めるのはほぼ不可能であり、完封するには神に祈らざるを得ない」

 CL決勝トーナメントでは2012-13シーズンおよび2014-15シーズンの準々決勝でバルセロナと対戦したものの、いずれも敗退を喫しているPSG。スペイン語にも三度目の正直という諺があることを教えられたT・シウヴァは、「そうなることを願っているよ」と述べたうえ、ミラン時代から相性の悪いバルセロナ戦での勝利に期待を寄せた。

バルセロナは何年も前から僕のキャリアに立ちはだかって来た。PSGに来てからだけでなく、ミランでプレーしていた時も勝利が無い。それだけに、今回こそは異なる結果になることを期待している」

 バルセロナ戦に対する考えや思いを披露したT・シウヴァだが、14日に行われるファーストレグでは、10日に行われたリーグ・アン第25節のボルドー戦に続き筋肉系の問題により招集外となっている。大きな戦力ダウンは避けられないPSGが、バルセロナの“MSNトリオ”を封じて先勝できるのか、守備の要の復帰が見込まれるセカンドレグに繋がる試合に期待したい。

文=北村敦

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