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ナポリがアウェー決戦を制してB組首位通過…ベンフィカも2位で決勝Tへ

2016.12.07

先制ゴールを喜ぶカジェホン [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第6節が6日に行われ、グループBではベンフィカナポリが対戦した。

 グループBは唯一、決勝トーナメント進出を決めたチームがいない。最終節の段階で、ベンフィカナポリが勝ち点8、3位ベジクタシュが同7と大混戦になっている。この試合に勝ったクラブがグループステージ突破を決めるが、ナポリは引き分けでも2位での通過が決まる。一方、ベンフィカは引き分ければベジクタシュの結果次第で3位に転落するため、自力での突破には白星が絶対条件となる。ベンフィカはFWエドゥアルド・サルビオやFWラウール・ヒメネスらが、ナポリはMFマレク・ハムシクやFWロレンツォ・インシーニェらがスタメンに入った。

 最初に決定機を作ったのはナポリ。21分、左サイドのインシーニェがドリブルでエリア内に進入すると、マイナスの折り返し。これをハムシクがダイレクトシュートで狙うと、相手DFに当たったこぼれ球がゴール前でフリーになっていたマノーロ・ガッビアディーニの元へ飛ぶ。ガッビアディーニがヘディングでゴール左に決めたが、ここは惜しくもオフサイドポジションにいたとして、得点にはつながらなかった。

 直後の22分、今度はベンフィカがビッグチャンスを迎える。ナポリDFファウジ・グラムがエリア内でクリアしたボールがR・ヒメネスに直撃。こぼれ球がゴール前でフリーになっていたゴンサロ・グエデスの元へ転がったが、ここはラウール・アルビオルがなんとか戻ってブロックした。

 ベンフィカが猛攻を仕掛ける中、ナポリもチャンスを作る。35分、左サイドの高い位置でボール奪ったグラムがマイナスの折り返し。エリア手前に走り込んだホセ・カジェホンがダイレクトで狙ったが、ここはGKエデルソンがなんとかキャッチした。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。

 後半はナポリが決定機を作る。46分、右サイドで抜け出したカジェホンが中央へ折り返すと、ガッビアディーニがこれを合わせたが、ここはDFにブロックされてしまった。両チームともに57分に交代。ベンフィカはグエデスを下げてラファ・シルヴァを、ナポリはガッビアディーニを下げてドリース・メルテンスを投入した。

 すると60分にスコアが動く。ナポリがボールを持つと、タテパスを受けたメルテンスがヒールパスで前へつなぐ。カジェホンが抜け出すと、GKとの一対一をループシュートで決め、ナポリが先制に成功した。

 1点を追うベンフィカが76分にエリア正面やや左の位置でFKのチャンスを得る。これをピッツィが右足で狙ったが、ここはわずかに枠の左へ外れた。

 ナポリは79分に追加点。左サイドのグラムがエリア手前のメルテンスへパスを送ると、切り返しからドリブルでエリア内に進入。ゴール左下に速いシュートを蹴り込み、ナポリが決定的な追加点を奪った。

 追いつきたいベンフィカは87分に1点を返す。ナポリDFアルビオルの不用意なパスミスをR・ヒメネスが奪い、GKとの一対一を制してゴールネットを揺らした。

 しかし、試合はこのまま2-1で終了。ベンフィカを下したナポリが首位でグループステージを通過した。一方、ベンフィカは敗れたものの、3位のベジクタシュがディナモ・キエフに敗れたため、2位で決勝トーナメント進出を決めた。

 決勝トーナメント1回戦の抽選会は12日にスイス・ニヨンで行われる。

【スコア】
ベンフィカ 1-2 ナポリ

【得点者】
0-1 60分 ホセ・カジェホン(ナポリ
0-2 79分 ドリース・メルテンス(ナポリ
1-2 87分 ラウール・ヒメネス(ベンフィカ

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