メッシ(右)の活躍でバルセロナが勝利した [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節が23日に行われ、セルティック(スコットランド)とバルセロナ(スペイン)が対戦した。
ここまで3勝1敗とグループ首位に立つバルセロナ。セルティック戦に勝利すれば、グループステージ突破が確定する。重要な一戦には、体調不良から回復したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがスタメン出場。ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールらとともに前線を形成した。
試合開始から9分、バルセロナは左サイドからネイマールがカットイン。ドリブルでエリア左へ進入しヒールパスを出すと、これを受けたメッシが左足を振りぬいた。しかしこれはヨゾ・シムノヴィッチがスライディングでシュートコースに入り、失点を逃れる。
それでも24分、左サイドでボールを保持したネイマールが浮き球のパスを送ると、エリア内に走りこんだメッシが左足でハーフボレー。このシュートがニアサイドを射抜き、先制ゴールとなった。
36分、セルティックは敵陣でボールを奪うと、エリア左へ流れたムサ・デンベレがパスを受け、右足に持ちかえてシュート。しかしこれはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが落ち着いてセーブし、得点を許さない。
するとバルセロナは41分、メッシが右サイドからドリブルを仕掛けクロスを上げると、エリア内でフリーのスアレスがヘディングシュート。しかしGKクレイグ・ゴードンが右手一本で防ぐビッグセーブを見せ、チームを救った。結局前半はバルセロナの1点リードで終了を迎える。
後半に入って53分、セルティックは左サイドからジェームス・フォレストが柔らかいクロスを上げ、デンベレが頭で合わせた。しかしGKテア・シュテーゲンがボールをキャッチ。ネットを揺らすことはできなかった。
直後の54分、バルセロナはスアレスがエリア右でエミリオ・イサギレに倒されPKを得る。このチャンスでキッカーを務めたメッシがゴール中央に決め、リードを広げた。
勢いに乗るバルセロナは67分、エリア内でネイマールの横パスを受けたメッシが右足を振りぬく。しかしボールはポスト左へわずかに外れ、ハットトリックとはならなかった。
83分にはメッシのパスを受けたスアレスが右足でゴールを狙うが、シュートは右ポストに直撃し得点とはならなかった。
しかしバルセロナは最後までセルティックに得点を与えず、2-0のままタイムアップ。勝ち点3を積み上げ、CL決勝トーナメント進出を確定させた。また、同時刻に行われていた試合でマンチェスター・C(イングランド)が引き分けたため、グループステージ首位通過となっている。