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アーセナル、一時逆転もパリSGとドロー決着…首位突破を決められず

2016.11.24

アーセナルとパリ・サンジェルマンの一戦はドロー決着となった [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節が23日に行われ、アーセナル(イングランド)とパリ・サンジェルマン(フランス)が対戦した。

 すでに決勝トーナメント進出を決めている両者の一戦。この試合に勝利したチームが、首位通過となる。アーセナルのスタメンにはドイツ代表MFメスト・エジル、チリ代表FWアレクシス・サンチェス、フランス代表FWオリヴィエ・ジルーらが並んだ。対するパリ・サンジェルマンは、エースのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニのほか、フランス代表MFブレーズ・マテュイディらが先発起用されている。

 試合開始から18分、パリ・サンジェルマンがネットを揺らす。チアゴ・モッタの縦パスを受けたマテュイディが、エリア左からグラウンダーのクロスを供給。これをファーサイドに走りこんだカバーニが右足でゴールへ押し込んだ。

 さらにパリ・サンジェルマンは31分、CKのセカンドボールを拾ったトーマス・ムニエが右足でミドルシュート。しかしこれはDFに引っかかり、得点には至らない。

 先制点を奪われたアーセナルはなかなか攻撃の形を作れない。それでも45分、エリア右でサンチェスがグジェゴシュ・クリホヴィアクのタックルを受けPKを獲得。これをジルーが落ち着いて決め同点に追いついた。

カバーニの先制ゴールのシーン [写真]=Getty Images

カバーニの先制ゴールのシーン [写真]=Getty Images

ジルーがPKを決めて同点に追いつく [写真]=Getty Images

ジルーがPKを決めて同点に追いつく [写真]=Getty Images

 1-1で後半に入って54分、パリ・サンジェルマンはピッチ中央でFKを獲得すると、ルーカス・モウラが直接狙った。GKダビド・オスピナは反応できなかったが、ボールはクロスバーに直撃。得点には至らない。

 すると59分、アーセナルアーロン・ラムジーがエリア右でシュート。これはDFマルキーニョスがクリアするが、ボールがマルコ・ヴェラッティに当たって跳ね返ると、そのままゴールに吸い込まれた。意外な形でアーセナルが逆転に成功する。

 それでもパリ・サンジェルマンは77分、CKをファーサイドのルーカスが頭で合わせると、ゴールライン上のアレックス・イウォビがクリアを試みるも成功せず。そのままネットを揺らし、同点に追いついた。

 続く82分、パリ・サンジェルマンはルーカスのアーリークロスに、カバーニが頭から飛び込んだ。しかしシュートは枠に飛ばず、勝ち越しゴールとはならなかった。

 その後、両チームともに得点は生まれず、2-2で試合終了。アウェーゴールの関係で、パリ・サンジェルマンアーセナルよりも優位に立っている。

オウンゴールを献上したヴェラッティ [写真]=Getty Images

オウンゴールを献上したヴェラッティ [写真]=Getty Images

ルーカスがヘディングシュートを決めた [写真]=Getty Images

ルーカスがヘディングシュートを決めた [写真]=Getty Images

 グループステージ最終節でアーセナルはバーゼル(スイス)と、パリ・サンジェルマンはルドゴレツ(ブルガリア)と対戦する。

【スコア】
アーセナル 2-2 パリ・サンジェルマン

【得点者】
0-1 18分 エディンソン・カバーニパリ・サンジェルマン
1-1 45+1分 オリヴィエ・ジルー(PK)(アーセナル
2-1 59分 OG(マルコ・ヴェラッティ)(アーセナル
2-2 77分 ルーカス・モウラ(パリ・サンジェルマン

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