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ユーヴェがセビージャとの直接対決を制しベスト16入り!清武は出番なし

2016.11.23

豪快なミドルシュートで決勝点を決めたボヌッチ [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ(GS)第5節が22日に行われ、日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャ(スペイン)とユヴェントス(イタリア)が対戦した。清武はベンチスタートとなった。

 グループステージ通過を懸けた両チームの対決。グループ首位のセビージャは、第4節のディナモ・ザグレブ(クロアチア)戦で4-0の大勝。一方、ユヴェントスはホームでリヨン(フランス)をリードしながら、終了間際の失点で追いつかれてドローに終わってしまった。セビージャは引き分けでもGS突破が確定し、勝てば首位通過。ユヴェントスは白星で決勝トーナメント行きを決められる。負傷者を多く抱えるユヴェントスは、FWゴンサロ・イグアインが欠場、DFジョルジョ・キエッリーニがベンチスタートとなり、最終ラインにはDFダニエレ・ルガーニ、前線はDFアレックス・サンドロ、MFフアン・クアドラード、FWマリオ・マンジュキッチの3トップとなった。

 試合は開始早々にスコアが動く。9分、セビージャの右CKの流れからルガーニがクリアしたボールをニコラス・パレハが右足ボレーシュート。これがゴール左下隅に決まり、セビージャがホームで貴重な先制点を獲得した。18分には左サイドでパスを受けたセルヒオ・エスクデロがシュートまで持ち込んだが、ここは枠を捉えきれなかった。

 リードを許したユヴェントスは27分、右サイドを突破したクアドラードが左サイドへパス。これを受けたマンジュキッチが右足シュートを狙ったが、ここはゴール右に外れてしまった。さらに35分、再びクアドラードが右サイドを突破すると、マイナスの折り返しをサミ・ケディラがダイレクトシュートで狙ったが、ここもわずかにポストの右に外れた。

 徐々にユヴェントスが反撃を図ると、セビージャは36分に痛恨のプレーが生まれる。フランコ・バスケスが2枚目のイエローカードを受けて退場し、残り時間を10人で戦うこととなる。さらに前半アディショナルタイム2分、ユヴェントスが右CKを得ると、エリア内でレオナルド・ボヌッチが倒されてPKを獲得する。これをクラウディオ・マルキージオがゴール右下に決めて同点に追いついた。このまま1-1でハーフタイムを迎える。

 セビージャは後半からルシアーノ・ビエットを下げ、パブロ・サラビアを投入した。しかし、56分に判定に異議を唱えたホルヘ・サンパオリ監督が退席処分を受けてしまう。ユヴェントスは73分にパトリス・エヴラを下げてステファノ・ストゥラーロを投入する。

 84分、ユヴェントスはミラレム・ピアニッチを下げて16歳のモイーズ・ケーンを投入した。すると直後の85分、ユヴェントスが右サイドのダニエウ・アウヴェスがクロスを入れるとケーンが競り合う。こぼれ球をボヌッチが左足のミドルシュートで蹴り込み、ユヴェントスが逆転に成功した。ユヴェントスは87分にクアドラードを下げてキエッリーニを投入し、守備固めに入る。

 後半アディショナルタイム4分には、マルキージオからパスを受けたマンジュキッチがアディル・ラミをかわしてゴール右下に決め、決定的な3点目を奪った。このままユヴェントスが3-1でセビージャを下し、決勝トーナメント進出を決めた。一方、セビージャのグループステージ突破は最終節に持ち越しとなった。なお、清武に出場機会はなかった。

 グループステージ最終節で、セビージャは敵地でリヨンと、ユヴェントスはホームでディナモ・ザグレブと対戦する。

【スコア】
セビージャ 1-3 ユヴェントス

【得点者】
1-0 9分 ニコラス・パレハ(セビージャ
1-1 45+2分 クラウディオ・マルキージオ(ユヴェントス
1-2 85分 レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス
1-3 90+4分 マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス

リーガ・エスパニョーラ

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