途中出場ながらCLデビューを果たした清武 [写真]=Getty Images
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節が2日に行われ、日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャとディナモ・ザグレブが対戦した。
グループ首位のユヴェントスに続く2位セビージャは、決勝トーナメント進出を今節決めるためには勝利が絶対条件。ここまでノーゴールで1勝も挙げられていないディナモ・ザグレブを相手に、なんとしても落とせない一戦となる。
MFサミル・ナスリが負傷している中盤にはガンソが入り、清武がベンチ入りを果たした。そのほか、GKセルヒオ・リコ、MFビトーロ、FWルシアーノ・ビエットらが先発出場している。
セビージャは13分、スタメン出場しているガンソが左足のミドルシュートを放った。枠を捕えることはできなかったが、序盤から積極的な姿勢を見せる。一方のディナモ・ザグレブも、ヨシップ・ピヴァリッチのクロスにエル・アラビ・ヒダル・スダニが頭で合わせるが、ポストの左に外れた。
23分、左サイドのクロスにセビージャのスティーヴン・エンゾンジがヘディングでゴールを狙ったが、GKドミニク・リヴァコヴィッチが弾いたボールはバーに当たって外れる。しかし31分、左サイドからフランコ・バスケスがグラウンダーのボールをエリアに供給すると、これをトラップしたビエットがドリブルでディフェンダーをかわす。エリア左から左足でネットを揺らし、セビージャが1-0とした。
ディナモ・ザグレブは右サイドバックのペタル・ストヤノヴィッチがビトーロに後ろからタックルを仕掛けてファウル。すでに警告を受けていた同選手はレッドカードを提示され退場となった。リードを奪われる中でより厳しい展開となる。
前半は1-0とセビージャがリードして折り返す。
後半開始直後からセビージャは積極的な攻撃を見せる。50分にはアディル・ラミがミドルシュートを放つが、GKリヴァコヴィッチにキャッチされた。58分にはガンソとのワンツーで裏へ抜けたビトーロが右足のボレーで枠を狙う。力強いシュートだったが、GKリヴァコヴィッチが右腕一本でセーブして難を逃れた。
なかなか追加点を奪えなかったセビージャだが、66分に引き離す。ビトーロとの連携でエリアに進入したセルヒオ・エスクデロがディフェンスをかわしてゴール右隅に蹴り込んだ。2-0とリードを広げたセビージャは75分、清武が投入されCLデビューを果たす。
80分、セビージャは左サイドのコーナーキックからエンゾンジがヘディングで押し込み、3点目。さらに87分には、右サイドからの鋭いボールをゴール前でトラップした途中出場のウィサム・ベン・イェデルが冷静に押し込んで4-0とした。
そのまま試合は終了し、セビージャが4-0で勝利した。次戦は22日、セビージャがユヴェントス、ディナモ・ザグレブがリヨンと対戦する。
【得点者】
1-0 31分 ルシアーノ・ビエット(セビージャ)
2-0 66分 セルヒオ・エスクデロ(セビージャ)
3-0 80分 スティーヴン・エンゾンジ(セビージャ)
4-0 87分 ウィサム・ベン・イェデル(セビージャ)
By サッカーキング編集部
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