フル出場したC・ロナウド(中央)だが、不発に終わった [写真]=Real Madrid vie Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節が2日に行われ、レギア・ワルシャワ(ポーランド)とレアル・マドリードが対戦した。
ホームにレアル・マドリードを迎えるレギア・ワルシャワだが、9月14日に行われたグループステージ第1節のドルトムント戦でファンが過激な行動を起こしたため、UEFA(欧州サッカー連盟)から今回の一戦を無観客で行うよう処分が下された。
そのレギア・ワルシャワは負けるとグループステージ敗退が決定。対するレアル・マドリードは勝ったうえで、同日行われる試合でドルトムント(ドイツ)がスポルティング(ポルトガル)を下せば、決勝トーナメント進出が決まる。今シーズンの公式戦でいまだ無敗のレアル・マドリードは、カリム・ベンゼマ、ギャレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウドの“BBC”に加え、アルバロ・モラタも先発に名を連ねた。
試合は開始早々に動く。1分、左サイドのファビオ・コエントランがアーリークロスを上げると、ペナルティーエリア手前右のベイルが左足でボレー。このシュートがゴール右上に吸い込まれ、レアル・マドリードが先制に成功した。
その後も攻め続けるレアル・マドリードは35分、細かくパスを繋いで相手ディフェンス崩すと、マテオ・コヴァチッチからのパスでエリア内右に抜け出したベイルが中央へ折り返し、最後はベンゼマが右足でシュート。これがゴール右に決まり、リードが2点に広がる。
だが、レギア・ワルシャワも前半のうちに1点を返す。40分、エリア手前右でボールを受けたヴァディス・オジジャがDFをかわして左足一閃。強烈なシュートが左ポストの内側を叩いてゴールネットを揺らした。
後半に入り58分、レギア・ワルシャワは左から仕掛けると、ミロスラフ・ラドヴィッチがエリア手前左からトゥーキックでミドルシュート。これがゴール右下に決まって、試合は振り出しに戻った。
追いつかれたレアル・マドリードは65分、ベンゼマに代えてルーカス・バスケスを投入。68分にはエリア手前左からのFKをC・ロナウドが直接狙ったが、シュートはGKに阻まれた。
同点のまま迎えた83分、レギア・ワルシャワはエリア内中央でパスを受けたアレクサンダル・プリヨヴィッチが落としたボールをティボー・ムーランが右足ダイレクトで狙う。すると弧を描いたボールが右ポストをかすめてゴールに吸い込まれ、逆転に成功した。
しかし、レギア・ワルシャワのリードは長くは続かなかった。85分、エリア内右に侵入したダニエル・カルバハルからヒールパスを受けたコヴァチッチが右足ダイレクトの正確なシュートをゴール左隅に沈め、スコアは3-3となった。
その後はレアル・マドリードが勝ち越しを目指して攻め込んだが、ゴールは生まれずこのままタイムアップ。レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督にとっては指導者として100試合目という節目のゲームだったが、白星で飾ることはできず、決勝トーナメント進出もお預けとなった。
次節、レギア・ワルシャワは22日に敵地で日本代表MF香川真司所属のドルトムントと、レアル・マドリードは同日にホームでスポルティングと対戦する。
【得点者】
0-1 1分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
0-2 35分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
1-2 40分 ヴァディス・オジジャ(レギア・ワルシャワ)
2-2 58分 ミロスラフ・ラドヴィッチ(レギア・ワルシャワ)
3-2 83分 ティボー・ムーラン(レギア・ワルシャワ)
3-3 85分 マテオ・コヴァチッチ(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
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