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メッシ不在のバルサ、苦しみながらもCLで連勝飾る アルダ&ピケ弾で逆転勝利

2016.09.29

決勝ゴールを決めたジェラール・ピケ [写真]=Bongarts/Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節が28日に行われ、ボルシアMG(ドイツ)とバルセロナ(スペイン)が対戦した。

 2シーズンぶりの欧州制覇を狙うバルセロナは、第1節のセルティック(スコットランド)戦で7-0の大勝を収め、この試合でグループステージ2連勝を狙う。注目された負傷離脱中のFWリオネル・メッシの代役はFWパコ・アルカセルが務めることになった。その他、古巣対戦となるGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンや、FWネイマール、FWルイス・スアレスらが先発メンバーに入った。一方、初戦のマンチェスター・C(イングランド)戦で0-4の完敗を喫したボルシアMG。この試合でも敗れれば、グループステージ突破に向けて厳しい状況に立たされる。

 最初にチャンスを作ったのはバルセロナ。7分、左サイドのジョルディ・アルバが折り返すと、中央のネイマールが左足シュートで狙ったが、ここはGKヤン・ゾマーの正面に跳んでしまった。その後もバルセロナが押し気味に試合を進めるが、決定的なチャンスまで持ち込めない時間が続く。

 すると先制したのはボルシアMGだった。34分、中盤でマフムド・ダフードがセルヒオ・ブスケツからボールを奪うと、一気にカウンターとなる。ラファエルがドリブルでエリア手前まで持ち上がり、左のダフードへパス。ダフードが中央へ折り返すと、これをトルガン・アザールが中央で蹴り込みリードを奪った。このまま1-0で前半終了を迎える。

ボルシアMGがショートカウンターから先制点を奪った [写真]=Bongarts/Getty Images

ボルシアMGがショートカウンターから先制点を奪った [写真]=Bongarts/Getty Images

トルガン・アザール

先制点を奪ったトルガン・アザール [写真]=VI Images via Getty Images

 後半立ち上がり、1点をリードするボルシアMGにアクシデントが発生する。48分、先制点に絡んだラファエルが左太ももを痛めて負傷交代。替わってファビアン・ジョンソンがピッチに入った。一方、攻撃の形を作れないバルセロナも最初の交代を行う。54分にアルカセルを下げ、ラフィーニャを3トップの右に入れ、59分にはイヴァン・ラキティッチを下げてアルダ・トゥランを投入した。

 この交代が奏功する。65分、バルセロナは左サイドのネイマールが中央へ切り込み、右へ浮き玉のパスを出す。これに抜け出したアルダが右足で強烈なシュートを蹴り込み、1-1の同点に追いついた。

アルダ・トゥラン

豪快なシュートを決めたアルダ(右奥) [写真]=Bongarts/Getty Images

アルダ・トゥラン

アルダ(右)のゴールで同点に追いついた [写真]=VI Images via Getty Images

 さらに74分、右CKのチャンスを獲得すると、ネイマールのクロスからスアレスがボレーシュートを放つ。GKゾマーがキャッチしきれずこぼれると、これをジェラール・ピケが押し込んで逆転に成功した。

ジェラール・ピケ

こぼれ球を押し込むピケ(手前) [写真]=Bongarts/Getty Images

 バルセロナはその後もチャンスを作ったが、スコアはこのまま変わらず。2-1でボルシアMGを下したバルセロナがグループステージ2連勝を飾った。

 10月19日に行われる第3節で、ボルシアMGは敵地でセルティックと、バルセロナはホームでマンチェスター・Cと対戦する。

【スコア】
ボルシアMG 1-2 バルセロナ

【得点者】
1-0 34分 トルガン・アザール(ボルシアMG
1-1 65分 アルダ・トゥラン(バルセロナ
1-2 74分 ジェラール・ピケ(バルセロナ

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