ドルトムントで3年5カ月ぶりのゴールとなる先制点を決めたゲッツェ(左上)[写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第1節が14日に行われ、グループFでレギア・ワルシャワ(ポーランド)と日本代表MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)が対戦した。
ドルトムントは、10日のブンデスリーガ第2節で昇格組のライプツィヒにまさかの今シーズン初黒星。中3日で臨む2シーズンぶりのCL初戦で、好スタートを切り、嫌な流れを断ちたいところ。なお、ライプツィヒ戦を負傷欠場した香川はベンチスタート。スタメンには、マリオ・ゲッツェやラファエル・ゲレイロ、ウスマン・デンベレ、クリスティアン・プリシッチ、ピエール・エメリク・オーバメヤンらが名を連ねた。
一方、ポーランド王者のレギア・ワルシャワは予選から勝ち上がり、21年ぶりのグループステージ進出。ポーランド勢としても20年ぶりの出場となったCL本戦で快進撃を狙う。
試合はドルトムントが圧倒する。開始早々の7分、デンベレが左サイドからピンポイントクロスを供給。ペナルティエリア内中央へ走り込んだゲッツェが頭で合わせてゴール右隅に決めた。ゲッツェは2013年4月13日に行われたグロイター・フュルトとのリーグ戦以来、ドルトムントで3年5カ月ぶりのゴールとなった。
さらに15分、左サイドでFKを獲得したドルトムントは、ゲレイロが左足でクロスを入れる。中央でフリーとなったソクラティス・パパスタソプーロスが頭で叩き込んでゴールネットを揺らした。
直後の17分には、ドルトムントが相手GKアルカディウシュ・マラジュのハンドによりエリア手前中央でFKを獲得。ゲレイロの強烈な左足シュートはGKに阻まれるが、ピエール・エメリク・オーバメヤン、マルセル・シュメルツァーが詰めて、最後はマルク・バルトラが押し込んだ。前半はドルトムントが3点リードで折り返す。
後半に入ってもドルトムントが主導権を握る。51分、オーバメヤンが右サイドからスピードに乗ったドリブルで中央に切り込み、左サイドへ展開。エリア内左でパスを受けたデンベレが右足シュートを放つが、これは相手DFにブロックされる。だが、こぼれ球に反応した中央のゲレイロが左足をダイレクトで振り抜いて、ゴール右隅に沈めた。
ドルトムントは75分、ゲッツェとデンベレを下げて、ゴンサロ・カストロとエムレ・モルを投入。すると直後の76分、エリア内左に抜け出したプリシッチが鋭いグラウンダーの折り返し。ファーサイドに走り込んだカストロが、ファーストタッチでネットを揺らした。
79分、ドルトムントはユリアン・ヴァイグルに代えてマティアス・ギンターを投入。交代枠3枚を使い切り、香川に出番は訪れなかった。87分には、カストロの縦パスに反応したオーバメヤンがエリア内に抜け出すと、飛び出したGKを見てループシュートでダメ押しの追加点を挙げた。
試合はこのまま終了。ドルトムントが6-0で圧勝し、2シーズンぶりのCLで白星スタートを切った。
次節、レギア・ワルシャワはアウェーでスポルティング(ポルトガル)と対戦。ドルトムントは同日にレアル・マドリード(スペイン)をホームに迎える。
【得点者】
0-1 7分 マリオ・ゲッツェ(ドルトムント)
0-2 15分 ソクラティス・パパスタソプーロス(ドルトムント)
0-3 17分 マルク・バルトラ(ドルトムント)
0-4 51分 ラファエル・ゲレイロ(ドルトムント)
0-5 76分 ゴンサロ・カストロ(ドルトムント)
0-6 87分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
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