ナインゴランとストロートマン、味方の退場で「良いプレーをするのは困難」

ポルト戦でフル出場を果たしたナインゴラン(左)とストロートマン(右) [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)プレーオフのセカンドレグが23日に行われ、ローマはポルトと対戦し、0-3の完敗。この結果、2試合合計スコアが1-4となり、プレーオフ敗退が決まった。試合後、フル出場を果たしたベルギー代表MFラジャ・ナインゴランと、オランダ代表MFケヴィン・ストロートマンがコメントを残している。同日付のイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じた。

 ローマは試合立ち上がり8分に先制点を許すと、39分にはイタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシが一発退場。さらに、50分にもブラジル人DFエメルソン・パルミエリが退場処分となり、9人での戦いを強いられた。数的不利のローマはその後に2失点を献上。0-3で敗れている。

 ナインゴランは試合を振り返り、「0-1の後にも僕たちにはチャンスがあった」とコメント。先制点を奪われても、十分に巻き返す機会があったとした。しかしそれでもやはり、「9人になって、それが(状況を)難しくしてしまった」と味方2名の退場を悔やんだ。

ナインゴランはローマ戦で奮闘を見せるも、結果に結びつかなかった [写真]=Getty Images

 デ・ロッシの退場後、キャプテンマークを巻いたストロートマンも、「我々は10人と9人で試合を戦った。フィジカルテストは問題なかったし、おそらくこれは頭の問題だろう。これでは、攻守両面で良いプレーをするのは困難だよ」と数的不利の状況が試合を難しくしたと総括している。それでも、「誰も非難しない。僕らは一緒に負けたからね」と発言し、デ・ロッシとエメルソンを擁護した。

 今後に関しては、ナインゴランが「リーグ戦とヨーロッパリーグに焦点を当てる」とタイトル獲得へ意欲を見せれば、ストロートマンも「本来のレベルに戻るためにハードワークしなければいけない」と更なるレベルアップを誓った。

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