CL予選3回戦セカンドレグで2ゴールを挙げた久保裕也(写真は昨年8月のもの) [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ予選3回戦セカンドレグが8月3日に行われ、FW久保裕也が所属するヤング・ボーイズ(スイス)とシャフタール(ウクライナ)が対戦。久保は先発メンバーに名を連ねた。
リオデジャネイロ・オリンピックに臨む日本代表メンバーに名を連ねながら、ヤング・ボーイズ側が派遣を望まず、最終的に出場を断念することとなった久保。3日には自身の公式サイト(http://yuya-kubo.com/)で「今は少し整理のつかない部分もありますが」と心境をつづっていた。
そして同日、シャフタールとのホームゲームに先発出場。「僕はあくまでもヤング・ボーイズの選手であり、ヤング・ボーイズでの活躍があったからこその代表選出なので、しっかり気持ちを切り替え今度はフル代表でプレーできる日を目標に更なる成長を誓いたいと思います」との思いを胸にピッチに立つと、チームを救う活躍をしてみせた。
ヤング・ボーイズは7月26日のファーストレグで、アウェーで0-2と敗戦。厳しい状況でホームへと帰還すると、前半を0-0で終える。
そして後半、54分に反撃のゴールが決まった。ロングパスから左サイドで起点ができると、敵陣中央の久保が猛然とペナルティーエリア内へダッシュ。相手のマークを振り切ってゴール前へ飛び込み、クロスボールに合わせてゴールネットを揺らした。
さらに60分には左サイドからのクロスを味方がポストプレー。久保はペナルティーエリア左側でパスを受けると、右足を振り抜く。強烈なシュートがニアサイドを射抜き、ゴール左隅に決まった。久保が2ゴールを挙げ、ヤング・ボーイズは2試合合計スコアを2-2とした。
延長戦では決着がつかず、プレーオフ進出の行方はPK戦へ持ち越された。先攻のヤング・ボーイズは5人中4人がキックを成功させ、シャフタールは2人が失敗。4-2でヤング・ボーイズがPK戦を制し、プレーオフ進出を決めた。久保はPK戦で2人目のキッカーを務め、成功させている。
【スコア】
ヤング・ボーイズ 2-0(2試合合計:2-2、PK:4-2) シャフタール