逆転でCLベスト8敗退となったヴォルフスブルク [写真]=Getty Images
ヴォルフスブルクは12日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグでレアル・マドリードと対戦。0-3で敗れ、2試合合計2-3でクラブ史上初ベスト4進出の夢が破れた。ヴォルフスブルクを率いるディーター・ヘッキング監督のコメントをドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。
第1戦はホームでレアル相手に2-0の快勝だった。だが、敵地に乗り込んだ第2戦では、開始15分に相手エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに先制点を許すと、17分にはCKから再びC・ロナウドに追加点を献上。立ち上がりに2試合合計で同点とされると、ヘッキング監督も「開始から20分は、うまく試合に入れなかったと思う」と悔やんだ。
さらに77分、今度はFKからC・ロナウドに決められて、ハットトリック達成を許した。「0-3で敗れたこと、2度のセットプレーでやられてしまったことには、本当に苛立ちを覚えるよ」と不満を募らせたヘッキング監督は、「このレベルでは、ちょっとしたことが決め手になってしまうんだ。次に勝ち進みたければ、2度いい試合をする必要がある。今日は部分的には満足できるものだったが、最後の確信という部分では欠けてしまっていたよ」と敗因を振り返った。
第1戦を勝利していただけに「失望は大きい」と言う指揮官。だが、「これから我々はブンデスリーガに再びしっかりと集中しなくてはならない」と今シーズンも残り5試合となったリーグ戦に頭を切り替えた。
現在リーグ戦8位のヴォルフスブルクは、16日に行われる第30節で同16位に沈むブレーメンとのアウェーゲームに臨む。