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ローマ指揮官、8年前のレアル撃破再現に意欲「我々はサプライズ好き」

2016.02.17

8年前のCL決勝T1回戦ではローマに軍配が上がった [写真]=Getty Images

 現地17日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、2シーズンぶりの優勝を目指すレアル・マドリードをホームに迎え撃つローマのルチアーノ・スパレッティ監督が、前日会見で大一番に向けた抱負を述べた。

 先月中旬にリュディ・ガルシア前監督の解任を受けて7年振りに古巣の指揮官に復帰したスパレッティ監督。前回指揮を執っていた2007-08シーズンの決勝トーナメント1回戦でも対戦したレアル・マドリードについて、8年前から現在までの変化に言及した。

「今のレアル・マドリードは、CLを制覇した2年前から少ししか変わっておらず、ほぼ同じチームと言えるだろう。一方、8年前と比べると今の方がカウンターに長けている。8年前は相手を圧倒して自陣に釘付けにするのを常としていたが、今の方が攻撃力や決定力で上回っている。相手にプレッシャーを掛けているようには見えないが、それこそが最大の武器になっている。なぜなら、たった3秒で相手のゴールまで迫ってしまうからだ」

 スパレッティ監督は一方、今のローマは発展途上にあることを説明するとともに、レアル・マドリード戦がチームの現状を認識する絶好の機会であるとの見解を示した。

ローマは8年前と現在ではレアル・マドリードよりも遥かに異なる。8年前のチームはすでに好結果を出していた完成されたシステムで戦っていたが、今はチームとして最高のパフォーマンスが出せるスタイルを模索しているところだ。それゆえ今回のレアル・マドリード戦は、自信を掴みつつある我々が正しい道を進んでいるかを判断するのにもってこいの試合だ」

 今回の対戦に向けてはレアル・マドリードローマを退けるとの前評判が大勢を占めている。だが、前回の対戦ではホームのファーストレグもアウェーのセカンドレグも2-1で制して準々決勝に駒を進めているスパレッティ監督は、8年前の再現に意欲を見せた。

「CLはリーグ戦とは異なる大会だ。どちらが有利と言うことはなく、両チームに50パーセントの可能性がある。8年前はサプライズがあったが、今年もそうなる可能性はある。我々はサプライズを起こすのが好きなチームだからね」

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