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PSGブラン監督、ハーフタイムには怒り心頭も「今季最高の試合」

2016.02.17

チェルシー戦で指揮を執るPSGのブラン監督 [写真]=Getty Images

 パリ・サンジェルマンは16日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグでチェルシーと対戦し、2-1の勝利を収めた。試合後のローラン・ブラン監督のコメントをUEFA公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

 39分にFWズラタン・イブラヒモヴィッチのゴールで先制したパリ・サンジェルマンは、前半終了間際にセットプレーから失点を喫してしまう。それでも、74分からピッチに立ったFWエディンソン・カバーニが4分後に勝ち越しゴールを奪うと、これが決勝点となった。

 指揮官は、「カビ(カバーニ)を心から祝福している。でも、誰がゴールを決めてもその気持ちは変わらないよ。彼は素晴らしい才能に恵まれた選手だ。苦労もしてきたが、このゴールをきっかけに自信を取り戻せるよう願っている」と殊勲のカバーニを称えた。

 続いて試合を振り返ったブラン監督は、「ハーフタイムには怒り心頭だったよ。あと少しで前半終了という時間帯にゴールを許してしまったからね。簡単にボールを奪われ、2本のCKを与えて失点してしまった」と失点シーンを振り返り、苦言を呈した。

 一方で、「確かにチェルシーにもいくつかチャンスはあったが、(ケヴィン・)トラップが見事に防いでくれた。いずれにしても、1点差という結果は、我々の素晴らしいパフォーマンスを考えると正しい結果ではない。今日は今シーズン最高のパフォーマンスの1つだったよ。我々の方向性が正しいことを証明し、チームをさらに強くさせるものだった」と主張。2-1というスコアで終わったことには悔しさを滲ませたが、全体的なパフォーマンスについては満足感を示している。

 アウェーゴールを奪われたものの先勝を飾ったパリ・サンジェルマンは、3月9日に敵地でセカンドレグに臨む。同監督は、1点差の勝利が大きなアドバンテージにはならないとし、セカンドレグも1点を争う試合になると述べた。

チェルシーは間違いなく成長しており、強さを取り戻してきた。彼らが(セカンドレグで)戦い方を変えてくるとは思わないが、それは我々も同じだ。だからこそ多くのチャンスが生まれるオープンな試合になるだろう。2-1のリードは大きなアドバンテージとは言えないが、選手たちはよく戦ってくれた。実力的に拮抗したチームの対戦だから、第2戦も同じような展開になると思うよ」

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