UEFA主催試合において26試合連続で失点しているローマ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節が4日に行われ、ローマはホームでレヴァークーゼンと対戦し、3-2の勝利を収めた。
レヴァークーゼンの本拠地バイ・アレーナでの第3節は、4-4という乱打戦になっていたこのカード。第3節の試合はレヴァークーゼンに2点を先行されたものの、そこからローマが4点を奪って一時は逆転に成功。しかし、試合終了間際の84分と86分に立て続けに失点を喫し、まさかの同点に。破壊力はあるが、守れない――。まるでここ最近のローマを象徴するかのような試合であった。
さて、ローマ・オリンピコで迎えた今回の試合では、ローマは2分にモハメド・サラー、29分にエディン・ジェコと、新戦力がそろってゴールし、前半のうちに2-0としたのだ。
しかし、この後再び「守れないローマ」が顔を覗かせる。後半開始直後の46分にアドミル・メーメディに得点を許すと、その5分後にはハビエル・エルナンデスにゴールを奪われ、あっと言う間に2-2の同点に追いつかれたのだ。結局、80分にミラレム・ピアニッチがPKを成功させ、ローマは3-2と勝利。決勝トーナメント進出に向け大きな勝ち点3を手に入れたのだが、サポーターたちはその守備力に不安を覚えたに違いない。
今シーズンここまで公式戦で14試合を戦っているローマだが、クリーンシートを達成した試合はわずかに1試合しかない。さらに、レヴァークーゼン戦のように短時間で複数失点を喫したり、試合終了間際に失点するというケースも目立っている。
ディフェンス力に不安を覚えるローマだが、不名誉な記録の更新が近付いているのだそうだ。オランダメディア『Infostrada Sports』がこんなデータを紹介している。同メディアによれば、ローマはUEFAのコンペティションにおいて、現在26試合連続で失点しているのだそう。調べてみると、ローマが最後に無失点ゲームを演じたのは2009-10シーズンのヨーロッパリーグ・グループステージ第6節のCSKAソフィア戦。この時は3-0と勝利しているのだが、ここからローマは26試合連続で失点を喫している。「守れないローマ」はここ数年続いていたのだ…。
そして同メディアは、さらに衝撃的な情報を伝えていた。なんでもヨーロッパのコンペティションにおいてローマ以上に連続失点しているチームは2チームしかないようなのだ。
その2チームとは、マルタのヴァレッタ(29試合)と北アイルランドのコールレーン(28試合)。いずれもUEFAランキングで下位につける協会のチームだが、ローマはそうしたチームが持つ記録に並んでしまう可能性があるそうだ。
(記事提供:Qoly)
By Qoly