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マンC撃破で手に入れた自信…不調ユーヴェのターニングポイントとなるか

マンチェスター・Cを破ったユヴェントス [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

文=赤星敬子

 15日のチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節で、ユヴェントスがマンチェスター・Cにアウェーで勝利を収めた。

 今シーズンのセリエAでの戦いでは3試合で勝ち点わずか1しか取れずに、ユーヴェは深刻なスランプ状態にあると話題になっていた。それもそのはず。スクデット最有力のチームが同じ時点での勝ち点1は、クラブ史上を1962年までさかのぼらないといけなかったからだ。

 本拠地のユヴェントス・スタジアムでキエーヴォとドローで試合を終えた後のマッシミリアーノ・アッレグリ監督のコメントは、ナーバスな様子がひしひしと伝わってくる。それは「3月の時点でトップ3の中にいることだ。スクデットという言葉は無用」。

 ユーヴェに何が起こったのか。イタリアでもその不振の原因を探る特集が多く組まれた。まず何よりもわかりやすい大量の主力選手の放出だ。カルロス・テベス、アンドレア・ピルロ、アルトゥーロ・ビダルら攻撃面での軸となるプレーヤーが出ていった。特にビダルについては、3700万ユーロ(約49億9500万円)というバイエルンからのオファーにユーヴェはノーとは言えなかった。2011年の夏にレヴァークーゼンから1050万ユーロ(約14億2000万円)で獲得していただけに、大幅な黒字での取引となった。

 メンバーの顔ぶれが大きく変わった。同じく超高額オファーがささやかれたポール・ポグバは残ったが、FWマリオ・マンジュキッチ、フアン・クアドラードにサミ・ケディラらが入った。しかし、若くて才能あふれるアルバロ・モラタらはきっちりと残した。そしてメルカート締め切りギリギリで中盤の軸、エルナネスを獲得した。

 ディバラはこれまで公式戦5試合で3ゴールと調子を上げつつある。ただクラウディオ・マルキージオが負傷により離脱した中盤は、試合を組み立てる役割が果たせないことがあった。監督も選手たちもなぜだかわからないままに、ずるずると勝てない状況が続いていた。

 だがキエーヴォ戦でブーイングを受けたユーヴェはその3日後、マンチェスター・Cとの試合で勝利をおさめた。監督はフォーメーションを4-3-3に変えて、GKジャンルイジ・ブッフォンは3度の決定的なセーブでチームを救った。

 データ的に見ると、ポールポゼッションではマンチェスター・Cが59.7パーセント、ユーヴェが40.5パーセントと圧倒的な数字だ。シュートの数もマンチェスター・Cが7本、ユーヴェが5本とマンチェスター・Cが優っていた。ただ1対1の競り合いではユーヴェが56.9パーセントとマンチェスター・Cの43.4パーセントを大きくリードした。

 運が味方した部分もあったにせよ、たった3日間でチームを立て直し、勝利をものにしたユーヴェは大きな自信を得たことだろう。このマンチェスター・C戦がシーズン序盤でのターニングポイントとなるか。次のジェノア戦での結果が全てのカギを握っている。

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