シャフタール戦でPKを決めたC・ロナウド [写真]=Getty Images
2015-16シーズンのチャンピオンズリーグ本戦が15日に開幕。グループAでは第1節でレアル・マドリードとシャフタールが対戦した。
通算10度の欧州制覇を経験し、2シーズンぶりのCL優勝を目指すレアル・マドリードはクリスティアーノ・ロナウド、ギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマの“BBC”が先発。ホームにCL常連クラブのシャフタールを迎えた。
レアル・マドリードは13分、右サイドからの低いクロスをベイルが右ヒールで華麗に合わせたが、ゴール左へ飛んだボールはGKアンドリー・ピアトフがセーブ。直後にもC・ロナウドがゴール正面でDF陣を引き付けてからのスルーパスに抜けたベンゼマがGKもかわしてチャンスとなったが、難しい体勢からのシュートは枠を超えた。
シャフタールもボールを持つ時間ができ始めた28分、レアル・マドリードにトラブル。ベイルが左ふくらはぎを押さえて座り込んでしまうと、そのままロッカーへと下がってしまった。しかし、一人少ない間に先制点を得る。30分、左サイドからイスコがアーリークロスを送ると、飛び出してキャッチしようとしたGKピアトフがミス。ボールをこぼしてしまうと、目の前にいたベンゼマが難なく蹴り込んだ。
先制したレアル・マドリードはベイルに代わり、マテオ・コヴァチッチがピッチへ。その後もゲームを支配して、前半を1点のリードで終える。ハーフタイム、レアル・マドリードは前半に治療のため、ピッチ外に出る場面があったラファエル・ヴァランが下がり、ペペが投入される。
1点を追う立場のシャフタールだが50分、タラス・ステパネンコがセルヒオ・ラモスへのタックルでこの試合2度目の警告を受けて退場。数的不利となってしまう。55分にはC・ロナウドのシュートが微妙な判定ながらも相手ハンドを誘い、PKを獲得。きっちりと決めて、リードを広げた。
試合は順調に進めていくレアル・マドリードだが、ステパネンコが退場したプレーで左肩を痛めた様子を見せていたS・ラモスが、結局59分にナチョ・フェルナンデスと交代し、3つの枠を使い切る。攻撃面では63分に再び相手ハンドでPKを獲得し、C・ロナウドがまたもネットを揺らしてリードを3点とする。
C・ロナウドは81分にもマルセロのミドルシュートのこぼれ球を押し込んでハットトリック達成。昨シーズン終了段階でバルセロナFWリオネル・メッシと並んでいたCL歴代通算最多得点記録を80まで一気に伸ばし、16日に試合を控えるライバルに3点差をつけた。試合はレアル・マドリードが4-0で快勝している。
9月30日の第2節ではレアル・マドリードがアウェーでマルメ、シャフタールがホームでパリ・サンジェルマンと対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 4-0 シャフタール
【得点者】
30分 1-0 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
55分 2-0 クリスティアーノ・ロナウド(PK)(レアル・マドリード)
63分 3-0 クリスティアーノ・ロナウド(PK)(レアル・マドリード)
81分 4-0 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)