バルセロナ所属のスペイン代表Mfイニエスタ [写真]=Getty Images
バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、現地2日に行われた練習後の会見で、4日後に迫ったチャンピオンズリーグ(CL)決勝のユヴェントス戦に向けた抱負を述べた。
先月30日に行われたコパ・デル・レイ決勝のアスレティック・ビルバオ戦で右足ふくらはぎの痛みにより途中交代したイニエスタだが、回復が間に合うか微妙と見られているユヴェントス戦への出場に自信を見せた。
「コパの決勝では試合中に違和感を覚えたのは確かだが、それだけのことだ。土曜のCL決勝に自分がいないことは全く頭にない。当日には状態が良くなっているはずなので、問題なくプレーできることを願っているよ。そして、クラブの皆が切望しているCLのタイトルを何としても勝ち取りたい」
今シーズンここまでリーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイのタイトルを獲得し、CL決勝ではクラブ史上2度目の3冠に挑むバルセロナは、戦前の予想では優位が伝えられている。だがイニエスタは、チームが絶好調であることを認めながらも、同じくセリエA、コッパ・イタリアとの3冠を狙うユヴェントスを警戒した。
「チームが非常に良い感触を掴んでいることは間違いない。ここまでリーガとコパを制覇するなど、最良のシーズンを送れてきているのだからね。CLのタイトルも取ることができれば、このうえない形でシーズンを終えることになる。しかし、僕たちにとって戦前の予想は重要ではない。なぜなら、ユヴェントスはタレント揃いなうえ非常に守備が上手く、僕たちと同じく3冠を狙っているチームだからだ。それゆえ、自分達が有利だと考えるのは大きな過ちだと認識している。試合において重要なのは、自分たちの仕事に徹して最高のパフォーマンスを発揮することだ」
一方、ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督から、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマール、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとともに、バルセロナで最も警戒する選手として挙げられたイニエスタは、お互いをリスペクトする関係に満足感を表した。
「アッレグリ監督の発言には感謝している。その言葉が端的に表している通り、彼はバルセロナの選手に対して最大の敬意を払っていると思う。それは僕たちが彼やユヴェントスの選手に対して抱いている思いと同じだ」