CL準々決勝を戦ったシメオネ監督(左)とアンチェロッティ監督(右)[写真]=Getty Images
13日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント準決勝セカンドレグのユヴェントス戦で、逆転での決勝進出を目指すレアル・マドリードに、地元ライバルのアトレティコ・マドリードの指揮官であるディエゴ・シメオネ監督からの激励が届いた。
5日にアウェーで行われたファーストレグでは、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスを中盤で起用する作戦が失敗し、ユヴェントスに1-2で敗れたレアル・マドリード。だがシメオネ監督は、「自分のチームに損害を与えるために手段を講じる指揮官などいない」とカルロ・アンチェロッティ監督を擁護したうえ、ホームで行われるセカンドレグでの的確な采配に期待した。
「アンチェロッティ監督はユヴェントスの倒し方を心得ている。自分達にとって最良だと考える判断を下せばいい。レアル・マドリードはただ1点取れば勝ち抜けるのだ。ユヴェントスがどのような戦術で臨んで来るかに係らず、自分達のプレースタイルを崩す必要はない」
シメオネ監督はその一方で、ヨーロッパを代表する名門同士による互角の勝負を予想すると共に、レアル・マドリードの勝利の鍵を握る選手として故障から復帰したフランス代表FWカリム・ベンゼマの名を挙げた。
「偉大な2チームによる対戦であり、双方に50パーセントずつの可能性がある。些細な事が試合を決めることになるだろう。ベンゼマの復帰がレアル・マドリードを勝利に近づけることになるかもしれない。なぜなら、彼はチームにとって極めて重要な選手であり、この種の試合に慣れているからだ」