古巣レアル相手に得点を決めたモラタ [写真]=Getty Images
5日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント準決勝ファーストレグ、連覇を目指すレアル・マドリードはアウェーでユヴェントスに1-2で敗れ、2シーズン連続の決勝進出に向けて予断を許さぬ状況となった。
この試合、開始8分で昨年夏にユヴェントスに放出したスペイン代表FWアルバロ・モラタに先制点を許したレアル・マドリードだが、27分に大黒柱のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのゴールで同点に追い付く。しかし、58分にカウンターから献上したPKをアルゼンチン代表FWカルロス・テベスに自ら決められると、その後の反撃も実らず1点差で敗れた。
一方、古巣レアル・マドリード相手に恩返しとなる得点を決めたモラタは、「ゴールを決めても祝わないことは既に言っていた通りだ。僕らとの対戦以外では、常に彼らの勝利を願っている」と敬意を表したうえで、大一番での先勝を素直に喜んだ。
「好結果を残すことができてとても嬉しい。僕達はこの試合に向けて非常に良い準備ができた。レアル・マドリード戦では非常に多くの事が求められるので、全てを出し尽くすことがテーマだったが、その通りの試合をして勝利を手にすることができた」
とはいえ、レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウでの破格の強さを知るモラタは、セカンドレグに向けて慎重な姿勢を示した。
「世界最高のチームであるレアル・マドリードを前に、このスコアではアドバンテージを得たとは言えない。彼らはベルナベウでは格段に危険なので、セカンドレグでは僕らに大きな試練を与えてくることだろう。それゆえ僕達は、ファーストレグでスコアレスドローに終わったかのように、勝利を目指してゴールを狙って行く必要がある。守りに入ってしまえば、間違いなく彼らにゴールを奪われ、大会を後にすることになる」