テア・シュテーゲンのPKストップにはマスチェラーノ(14番)のアドバイスが [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
昨シーズンのプレミアリーグ王者マンチェスター・Cに連勝し、チャンピオンズリーグでベスト8入りを果たしたバルセロナ。スコアだけ見れば1‐0と接戦だったものの、内容では圧倒した18日のセカンドレグでは、決勝点をアシストしたリオネル・メッシらの派手なプレーが目立ったが、その一方で1点差のまま迎えた終盤に相手セルヒオ・アグエロのPKをストップしたGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの活躍も見逃せないだろう。
もし決められていた場合、もう1失点で延長戦突入という微妙な空気が漂う展開となっていただけに、ハビエル・マスチェラーノも「混乱に陥りそうなところを避けてくれた」とシュテーゲンの貴重な働きを称賛した。
とはいえ、このPKセーブの陰にはアルゼンチン代表ではアグエロとチームメイトであるマスチェラーノのアドバイスがあったようで、シュテーゲンはゴールマウスに着く前の裏話を微笑みながら披露した。
「マスチェラーノがアグエロの蹴る方向を教えてくれた。ラフィーニャは逆の方向を言ってきたけどね。最終的に自分で飛ぶ方向を決めたけれども、アドバイスが奏功したことは間違いない」
リーガ・エスパニョーラではスタメンをクラウディオ・ブラボに譲り、カップ戦のみの出場に止まっているシュテーゲンだが、準々決勝以降の戦いにも意欲を示した。
「ベンチを温めるのは好きではないけれども、こういった試合を経験できれば幸せを感じる。サポーターから支えられているという強い実感があるので、次の試合でも今日のような大声援が貰えればいいね」