レアルの左SBとして数々のタイトルを手にしたロベルト・カルロス [写真]=Getty Images
かつてレアル・マドリードに所属していた元ブラジル代表DFのロベルト・カルロス氏が、古巣の補強について言及した。スペイン紙『マルカ』が、ロベルト・カルロス氏に行ったインタビューを掲載している。
レアルは今夏の移籍市場で、バイエルンからドイツ代表MFトニ・クロース、モナコからコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、レバンテからコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを獲得した。R・カルロス氏は、3選手の獲得は的を射た補強であるとし、フロンティーノ・ペレス会長の手腕を高く評価。ただし、新加入選手たちの適応には時間を要するとの見解を示した。
「ペレス会長は、非常にレベルの高い素晴らしい選手をチームに引き入れた。レアルにとって重要なことだ。ただ、加入した選手には適応するための時間が必要になる」
また、新シーズンの展望を尋ねられたR・カルロス氏は、レアルにとって苦しいシーズンになるとの見解を示した。“ギャラクティコ”(銀河系軍団)の一員としてプレーしていた同氏は、有名な選手を引き入れることでチームが強化されるが、一方で対戦相手を過剰に刺激してしまうと主張。他のチームが全力でマドリー戦に臨んでくるため、厳しい戦いが続くと考えている。
「対戦相手は、マドリーを倒そうと全力で向かってくるだろう。今季のマドリーはこれまで以上に苦戦するかもしれない。そのためにも準備が必要だ。当時(ギャラクティコ時代)も、全てが満足いくものではなかった。対戦相手は私たちに対して常に100パーセントの力を出し切って戦いを挑んできたんだ。そういうわけで、今シーズンは昨シーズンよりも難しい戦いが多くなるだろう」
(記事/超ワールドサッカー)