決勝点を決めたコケ(左)と喜ぶビジャ(右) [写真]=Getty Images
9日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ、アトレティコ・マドリードは本拠地ビセンテ・カルデロンでバルセロナを1-0で下し、2戦合計スコアを2-1として40年振りの準決勝進出を決めた。
この試合、開始早々の5分にMFコケのゴールで先制したアトレティコ・マドリードは、FWダビド・ビジャのシュートが2度クロスバーを叩くなど追加点こそ奪えなかったものの、バルセロナの攻撃を最後まで防ぎ切り完封勝利を収めた。
試合後、この一戦を放送した『Canal Plus』とのインタビューで、「僕達は本当に良く走った」と激戦を振り返ったコケは、自身のゴール以上にチームのパフォーマンスを喜んだ。
「自分のゴールが重要な意味をもった。チームの準決勝進出を後押しする1点になったからね。とはいえ、それは単なる結果だ。最も嬉しいのは、2試合とも望んでいたような戦いができたことだ。僕達はしかるべき勝者だと思っている」
コケはまた、「ここまで凄いカルデロンは今まで見たことがなかった」と述べ、熱狂的なファンの応援がチームに多大な勇気を与えたとの実感を表した。
「サポーターからの声援が途轍もなかった。言葉では表せないほどの熱気だった。あれ程の後押しがあれば、試合に負けるなんて有り得ない」
一方、レアル・マドリードとのダービーとなる可能性もある準決勝について質問されたコケは、対戦相手の希望はないとの意思を示した。
「準決勝はどこと当たっても構わない。全て難しい相手だからね。最高のチームとの対戦は準々決勝で終えたと考えたとしても、世界屈指のチームの1つと顔を合わせることになる。いずれにしても、僕達は“試合から試合へ”というチームの哲学を続けていくまでだ」