レヴァークーゼンのヒーピア監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
レヴァークーゼンは、12日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のセカンドレグで、パリSGとアウェーで対戦する。試合を控え、サミ・ヒーピア監督が意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えている。
ホームでのファーストレグで、0-4の大敗を喫していたが、ヒーピア監督は「選手のモチベーションについては何も問題ない」とコメント。「これはチャンピオンズリーグで、選手たちを特別に奮い立たせる必要はない。今シーズンは、マンチェスター・ユナイテッドとの2試合、さらにホームでのパリ・サンジェルマン戦と大一番を3試合戦ってきた。これまで、恐る恐るプレーしているところもあったので、もっといい準備をして試合に臨まなければいけない」と続けた。
「私自身にとっても、新しい体験」というヒーピア監督は、「この試合を含め、あらゆる状況から最大限に学ぼうと努力している。ベンチから試合に影響を与えることは簡単ではないが、チームは自信を深める必要があるんだ。その方法の一つは、今回いいパフォーマンスを見せること。苦戦が続いている最近を考えると、守備の安定感を取り戻すことが最重要課題になる」と語り、試合へ臨む姿勢を明かした。
「捨て身の攻撃をするわけではなくても、普段なら攻めるように指示する。しかし、今一番の狙いは、守備を改善することなんだ。いいパフォーマンスを見せられれば、シーズンの残り試合に向けて弾みがつくはず」
また、大きなビハインドを負っていることについては、「現役時代を含め、ここから逆転突破を決めた例は記憶にないよ」と述べ、「我々が4点差5点差で勝つと言うつもりはないが、とにかく攻守でいいプレーをすることに徹したい。勝利のためにプレーして、恐れることなく自分たちのサッカーを貫く。確かに勝利を収めるのは至難の業だが、少なくともいいプレーを見せることが目標になる」と話した。