バイエルンは2試合連続でバルセロナに完勝して、決勝進出を決めた [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグが1日に行われ、バルセロナとバイエルンが対戦した。
ファーストレグはホームで戦ったバイエルンが、4-0で大勝。バルセロナのホームで開催されたセカンドレグは、序盤から互いに激しくボールを奪い合う展開となった。
アウェーで戦うバイエルンは、カウンターでチャンスを作り出す。12分にアルイェン・ロッベンがディフェンスラインを抜け出し、19分にも右サイドでのパス交換からフィリップ・ラームが攻め上がった。しかし、2選手はいずれもペナルティエリア内でシュートを狙ったが、ジェラール・ピケの体を張った守備に防がれてしまう。
一方、リオネル・メッシがベンチスタートとなったバルセロナは、25分にペドロ・ロドリゲスが際どいミドルシュートを放ったが、GKマヌエル・ノイアーの好セーブに遭ってしまう。27分には右サイドからのクロスをゴール前でセスク・ファブレガスを落とし、シャビ・エルナンデスがダイレクトボレーで狙ったが、シュートはゴール上に外れてしまった。
スコアレスのまま後半を迎えた試合は、開始直後にバイエルンが均衡を破った。49分に右サイドでサイドチェンジを受けたロッベンが、中央に切り込んで左足を一閃。巻き込んだシュートで鮮やかにゴールネットを揺らした。
敵地で先行したバイエルンは、72分にも追加点を奪取。中央でのパス交換から左サイドを抜け出したフランク・リベリーがクロスを上げると、ピケのオウンゴールを誘った。
リードを広げたバイエルンは、76分にもリベリーのクロスからトーマス・ミュラーがヘディングで追加点。守備陣もバルセロナを敵地で完封し、3-0で快勝を収めた。
バイエルンは、ファーストレグから2連勝して2試合合計スコアで7-0と上回り、2年連続10度目の決勝進出。5月25日にイングランドのウェンブリー・スタジアムで行われる決勝では、5度目の欧州制覇を目指し、ドルトムントと対戦する。なお、ドイツ勢同士での決勝は史上初となった。