CLドルトムント戦の前日会見で、DFセルヒオ・ラモスが抱負を語った [写真]=Real Madrid via Getty Images
チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグが30日に行われ、レアル・マドリードがホームでドルトムントと対戦する。敵地でのファーストレグで、1-4と大敗を喫したレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、セカンドレグの前日記者会見に臨んだ。クラブの公式HPがコメントを伝えている。
「試合のカギは、自分たちが知っているプレーをできるか、これまでの試合で見せてきたプレーができるか。インテンシティ、アグレッシブさ、試合のリズムといった要素を出せるかどうか。長いシーズンの中、多くの試合で自分たちはそういったものを見せてきた。何を懸けて戦っているか分かっているし、逆転のためにできることの全てをする。ファーストレグでは、1対1の戦いで勝つことができなかった。今話したことを変えることができれば、多くの面で変わってくる。サッカーではいつでも、リベンジの場が用意されている。そういう歴史があることはポジティブなこと」
「チームの誰もがリベンジしたいという気持ちでいっぱいだ。レアル・マドリードのために、この大会に1つの思いを懸けている。ロッカールームは1つにまとまらないといけないし、このチャンスをしっかりとものにしないといけない。次にチャンピオンズリーグの決勝でプレーするチャンスが、いつ巡ってくるかはわからないのだから。ファーストレグで起きたことを繰り返すことなどできない。(ファーストレグでは)良い試合をしようと望んだが、できなかった。それを変えなければいけない。たとえ、(準決勝)敗退となっても、胸を張って家路に着くべきであり、この前のような思いをして家路に着くことがあってはいけない。自分たちのベストのプレーを見せる。歴史だけでは試合に勝てない。勝利を信じ、勝つ力があることを見せつけないといけない」
「相手がどのようなゲームプランで来るかを見ないといけないし、監督がどんなメンバーを送り出すかを待たないといけない。選手は持てる力の全てを出す。誰もが明日の試合を楽しみにしている。ホームで戦うこと、開始1分から自分たちを後押ししてくれるマドリディスタ(レアル・マドリードのサポーター)がいることはプラス。でも、自分たちがしっかりと意識を持っていなければ意味がない。やってはいけないことが何かは分かっている。試合開始時から、どのような展開になるかを判断する」
「胸につけているエンブレムだけで勝つことはできない。アグレッシブさを欠き、リズムに乗れず、本来のプレーができなければ、何も見せられない。個人ではなく、組織として相手を止めるための取り組みをしている。強さは組織にあるものであり、いつでも決定力のある選手をケアしていないといけない。それは組織としてのプラン二ングであり、個人としてのものではない」
「ボルシア(ドルトムント)は偉大なチーム。彼らの成功は、組織としての働きによるものであり、だからこそ、ファーストレグではあれだけポジティブな結果を手に入れた。気を抜くことは許されない。彼らはどんな時でも得点が取れるチームであること、相手を困難に追い込むことができるチームであることを証明して見せた。高い決定力を持つチームだ。難しい試合になるが、チャンピオンズリーグのタイトルを欲するのであれば、そういう強豪たちを倒さないといけない」