レアル・マドリード戦で圧巻のゴールラッシュを見せたレヴァンドフスキ(手前) [写真]=Bongarts/Getty Images
チャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグが24日に行われ、ドルトムントとレアル・マドリードが対戦した。
決勝進出をかけた一戦は、序盤にホームのドルトムントが立て続けにチャンスを作った。7分に、マルコ・ロイスがドリブルでの中央突破から右足でシュートを放つ。GKディエゴ・ロペスの好セーブによって防がれるが、続く8分には均衡を破った。中盤でシャビ・アロンソのパスを奪うと、左サイドに展開。イルカイ・ギュンドアン、マルセル・シュメルツァーと繋いで、マリオ・ゲッツェがクロスを上げると、最後はゴール前でロベルト・レヴァンドフスキが右足で合わせてゴールネットを揺らした。
一方、敵地でビハインドを負ったレアル・マドリードは、24分にクリスティアーノ・ロナウドがFKを直接狙うが、GKロマン・バイデンフェラーの好守に遭ってしまい、同点ゴールには至らなかった。それでも、前半終了間際の43分には、マッツ・フンメルスのボール処理のミスをついたゴンサロ・イグアインがボールを奪取。ゴール前にラストパスを供給すると、C・ロナウドが難なく流し込み、試合を振り出しに戻した。
試合は1-1で折り返しを迎えると、後半開始直後の50分に再びドルトムントがリードを奪う。ペナルティエリア手前からロイスの放ったシュート性のボールを、ゴール前のレヴァンドフスキがトラップ。素早い反転から、右足でシュートを沈めた。
ドルトムントは勝ち越しに成功すると、55分にもシュメルツァーのミドルシュートがゴール前に流れたところをレヴァンドフスキが拾い、相手DFをかわしながら右足を振り抜き、強烈なシュートをゴールに突き刺した。レヴァンドフスキのハットトリックでリードを広げると、66分にはロイスがシャビ・アロンソにペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。追加点の絶好機をレヴァンドフスキが豪快に蹴り込み、4点目をマークした。
3点差がついた試合は、ドルトムントがGKバイデンフェラーの好セーブもあり、追加点を許さずに4-1と快勝。優勝した1996-1997シーズン以来、16年ぶりとなる決勝進出に大きく前進した。なお、セカンドレグは4月30日に、レアル・マドリードのホームで行われる。