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石井監督率いるサムットプラカーン・シティが好調を維持…試合後にはタイ代表監督就任に関する質問も

2021.09.21

[写真]=Getty Images

 タイリーグ1の第3節が行われ、石井正忠監督が率いるサムットプラカーン・シティはホームでバンコク・ユナイテッドを下して2位に浮上した。開幕から2勝1分けと好調で、目標のAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて好スタートを切っている。

 石井監督体制2年目のサムットプラカーン・シティは、開幕節で一昨シーズンの王者であるチェンライ・ユナイテッドと2ー2のドローで発進すると、第2節ではノーンブア・ピチャヤに1ー0と勝利。ホーム開幕戦となった第3節は、優勝候補の一角であるバンコク・ユナイテッドと対戦した。

 試合は30分にバンコク・ユナイテッドがレッドカードで退場者を出すと、前半のアディショナルタイムにMF坂井大将のゴールでサムットプラカーン・シティが先制。右サイドからのクロスが左サイドまで流れたところを、坂井が詰めてタイリーグ初ゴールとなった。さらに、後半にもサムットプラカーン・シティが新加入のブラジル人FWエリアンドロ、Jリーグ移籍の噂もあるタイ代表MFジャルンサック・ウォンコーンのゴールで2点を加え、3ー1で勝利した。

 石井監督はタイでの1年目となった昨季、後半戦から右肩上がりで調子を上げ、月間最優秀監督にも選出されるなど評価された。今季はオフに複数の主力が流出したにもかかわらず開幕から好結果を残していることで、さらに注目を集めている。バンコク・ユナイテッド戦後の会見では現地メディアから「タイ代表の監督候補にも名前が挙がっているが、どう感じているか」との質問が飛び、石井監督は「周りの評価なのでそれほど気にしていないが、タイの人たちによく思ってもらえているのはすごくうれしい」と答えた。

 タイリーグ1は第3節を終えて王座奪還を狙うブリーラム・ユナイテッドが勝ち点7で暫定首位に立ち、同勝ち点でサムットプラカーン・シティが2位につけている。

文=本多辰成

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