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石井正忠監督率いるサムットプラカーン・シティが4位浮上…ACLも射程圏内に

2021.02.24

サムットプラカーン・シティを率いる石井正忠監督 [写真]=Getty Images

 タイリーグ1第21節が行われ、石井正忠監督が率いる7位のサムットプラカーン・シティはホームで11位のプラチュワップFCと対戦した。

 試合は立ち上がりの4分にサムットプラカーン・シティが先制すると、21分、57分とブラジル人FWバロス・タルデリが連続ゴールして3―0とリード。後半も82分にタルデリが2試合連続のハットトリックとなる自身3ゴール目を決めて、サムットプラカーン・シティが4―0で快勝した。

 サムットプラカーン・シティは昨年2月の開幕時には1分け3敗という苦しいスタートを切ったものの、新型コロナウイルスの影響による長期中断を経た9月以降は着実に勝ち点を獲得。12月には3試合で14ゴールを挙げる得点力を見せて3連勝し、石井監督は12月のリーグ月間最優秀監督に選出された。

 サムットプラカーン・シティはここまでの21試合でリーグ最多の45得点。原動力となっているのは昨年のリーグ中断期間中にBGパトゥム・ユナイテッドからレンタルで獲得したタルデリで、16試合で3度のハットトリックを含む19ゴールは現在得点ランキングのトップとなっている。タルデリについては石井監督も「本当に素晴らしい。チームのために90分間戦ってくれていると思う」と評価しながら、「うちは他のチームよりもチームとして戦っていると思う」とチーム全体としても手ごたえを感じているようだ。

 プラチュワップFCに快勝したサムットプラカーン・シティは4位に浮上。来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を得られる3位以内も射程圏となっている。

文=本多辰成

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