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断トツはあのエース…韓国サッカー界における移籍金ランクトップ10

[写真]=Getty Images

 選手の移籍が活発化する昨今、韓国サッカー界でも多くの選手たちが海外に飛び出している。そんな選手の市場価値を図る一つのバロメーターとなるのが“移籍金の金額”だろう。

 ここではドイツの移籍情報専門サイト『transfermarkt』の推定市場価格をもとに、韓国サッカー界における移籍金トップ10にランクインされた選手たちを紹介する。

※日本円は7月22日のレートで換算

▼10位 DFキム・ミンジェ 473万ポンド(約6億4000万円)

[写真]=Getty Images


2019年冬:全北現代チョンプク・ヒョンデ北京国安ペキン・コクアン
当時の年齢:22歳

 ガンバ大阪DFキム・ヨングォンが「韓国サッカーに必要な存在」と太鼓判を押す逸材。190センチと恵まれたフィジカルに、スピードや一対一の守備能力を兼ね備え、付けられた別名は“韓国のファン・ダイク”だ。

 2017年のプロデビューから2年連続でKリーグベストイレブンに選ばれるという実績を引っさげ、2019年1月に全北現代から北京国安へ移籍。外国人出場枠3人という規定から懸念の声もあったが、ふたを開けてみれば中国メディアの選ぶベストイレブンに選出される活躍を披露した。今夏の欧州進出が噂されており、「ジョゼ・モウリーニョが獲得を望んでいる」とされるトッテナムが最有力候補に挙がっている。

▼9位 FWキム・シンウク 481万ポンド(約6億5000万円)

[写真]=Getty Images


2019年夏:全北現代→上海申花シャンハイ・シンカ
当時の年齢:31歳

 学生時代は守備的MFやセンターバックでプレーしていたが、プロデビュー後にFWへコンバートされ、その才能が開花した198センチの長身ストライカー。Kリーグでは歴代3位の最多得点記録(132ゴール)を持つ。蔚山現代ウルサン・ヒョンデと全北現代では、AFCチャンピオンズリーグ優勝をそれぞれ1度ずつ経験した。

 上海申花にはイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィとともに2019年7月に加入。デビュー戦から5試合連続得点を挙げて合計8ゴール2アシストと大暴れし、現地メディアからは“大型兵器”や“アイアンマン”とその活躍を絶賛された。熱心なクリスチャンとして知られ、試合前後や得点時にはヒザをついて祈りをささげる。

▼8位 DFキム・ギヒ 486万ポンド(約6億6000万円)

[写真]=Getty Images


2016年冬:全北現代→上海申花
当時の年齢:26歳

 銅メダルを獲得したロンドン・オリンピックのメンバーでもあるキム・ギヒ。全北現代や韓国代表での活躍を評価されて2016年に上海申花に移籍したが、当時のグスタボ・ポジェ監督が「チームの弱点が守備であることは確かだが、キム・ギヒが加わるからといってすぐに変わるわけではない」と語るなど、序盤は出場機会に恵まれなかった。

 結局、2018年2月にさらなる出場機会を求めてMLSのシアトル・サウンダーズへ移籍。今シーズンからはKリーグの蔚山現代に加入し、元鹿島アントラーズのチョン・スンヒョンなどとセンターバックのポジション争いを繰り広げている。

▼7位 DFホン・ジョンホ 540万ポンド(約7億3000万円)

[写真]=Getty Images


2016年夏:アウクスブルク→江蘇蘇寧コウソ・ソネイ
当時の年齢:26歳

 2013年9月にアウクスブルクに加入すると、韓国人センターバック初の欧州進出ということもあって大きな話題を呼んだ。だが、3年の在籍期間を通じて定位置を確保するまでには至らず、2016年7月に江蘇蘇寧へ移籍。この決断には、韓国のサッカーファンから「欧州で技量を磨けるのになぜ中国へ移籍したのか」と疑問が寄せられた。

 中国では初年度こそ当時のチェ・ヨンス監督の下で着実に出場機会を得たが、2年目にファビオ・カペッロ監督が就任してからはプレータイムを減らした。その後、2018年から2年間、全北現代へとレンタルされ、今シーズンから完全移籍で加入。現在はリーグ3連覇中のチームで主力を張る。

▼6位 FWパク・チュヨン 585万ポンド(約7億9000万円)

[写真]=Getty Images


2011年夏:モナコ→アーセナル
当時の年齢:26歳

 3シーズンで103試合出場26ゴール14アシストを記録したモナコを退団後、加入目前だったリールを蹴ってアーセナルへ電撃移籍。背番号9を与えられるも、アーセナルではプレミアリーグ1試合、わずか7分間の出場に終わった。このことから、イギリス各メディアが行う「アーセナルのワースト補強」に度々取り上げられている。

 以降、セルタやワトフォードへのレンタル移籍を経て、2014年10月にサウジアラビアのアル・シャバブへ移籍。2015年3月に古巣のFCソウルへ復帰し、同年シーズンにFAカップ優勝、2016年シーズンにリーグ優勝を経験した。35歳となった現在は、キャプテンとしてチームをけん引している。

▼5位 MFキ・ソンヨン 630万ポンド(約8億6000万円)

[写真]=Getty Images


2012年夏:セルティック→スウォンジー
当時の年齢:23歳

 セルティックでリーグ優勝とカップ戦優勝をそれぞれ1度ずつ経験し、2012年8月にスウォンジーへ加入。スウォンジーでは2013-14シーズン途中のレンタル移籍を除き、6シーズンでプレミアリーグ通算139試合に出場した。

 2018年からはニューカッスルへ移籍するも出場機会に恵まれず、2020年1月に相互合意のもとで退団。その翌月には残留争いを繰り広げていたマジョルカと6カ月間の短期契約を結ぶも、途中交代1回のわずか10分程度の出場に終わり、6月30日付けでクラブを去った。7月21日には古巣であるFCソウルへの復帰が正式に発表され、11年ぶりのKリーグ復帰が決まっている。

▼4位 MFパク・チソン 657万ポンド(約8億9000万円)

[写真]=Getty Images


2005年夏:PSV→マンチェスター・U
当時の年齢:24歳

 言わずと知れた韓国サッカー界のレジェンド。2000年に京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)でプロデビューすると、PSVを経て2005年夏にマンチェスター・Uに加入した。アレックス・ファーガソン監督の下、豊富な運動量とスピードでチームに貢献し、7シーズンで公式戦204試合出場28ゴール29アシストを記録。4度のプレミアリーグ優勝のほか、アジア人として初めてチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験した。

 2014年5月14日に現役引退を宣言したあと、2017年11月から韓国サッカー協会ユース本部長を1年間務め、現在はマンチェスター・Uの公式アンバサダーとして活動している。

▼3位 FWファン・ヒチャン 810万ポンド(約11億円)

[写真]=Getty Images


2020年夏:ザルツブルク→ライプツィヒ
当時の年齢:24歳

 韓国サッカー歴代3番目の移籍金を記録した猪突猛進型の若手ストライカー。高校卒業後、2014年12月にザルツブルクへ移籍し、Kリーグを経ずに欧州進出を果たす。その後は2度のレンタル移籍などを経て実力を蓄えると、今シーズンは南野拓実やアーリング・ハーランドとともにポテンシャルを爆発。特に、CLグループステージでフィルジル・ファン・ダイクを振り切って決めたゴールは多くの注目を集めた。

 その活躍から、常々5大リーグへのステップアップが噂されていたが、今年7月8日に姉妹クラブのライプツィヒが獲得を発表。新天地ではチェルシーへ移籍したドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが付けていた11番を着用する。

▼2位 DFクォン・ギョンウォン 945万ポンド(約12億8000万円)

[写真]=Getty Images


2017年夏:アル・アハリ→天津天海テンシン・テンハイ
当時の年齢:24歳

 2017年8月、当時チームを率いていたファビオ・カンナヴァーロ監督が強く獲得を望んだことで、アル・アハリから天津天海への移籍が実現。韓国人選手歴代2番目の移籍金で中国に進出した。同年シーズン序盤はアントニー・モデストやアレシャンドレ・パト、アクセル・ヴィツェルらと外国人出場枠を争い出場機会を失っていたが、徐々にポジションを確保。結果、天津天海では2シーズン通算78試合に出場した。

 その後、2019年シーズン途中から全北現代へのレンタル移籍でKリーグに復帰。現在は兵役義務遂行のため、今シーズンから国軍体育部隊傘下チームである尚州尚武サンジュ・サンムでプレーしている。

▼1位 FWソン・フンミン 2700万ポンド(約36億7000万円)

[写真]=Getty Images


2015年夏:レヴァークーゼン→トッテナム
当時の年齢:23歳

 韓国人選手歴代最高額の移籍金を記録したのは、アジアを代表するストライカーであるソン・フンミンだ。2010年にハンブルガーSVでプロデビューすると、2013年夏に900万ポンドの移籍金でレヴァークーゼンへ移籍。このときもすでに高額の移籍金を記録していたが、2015年8月のトッテナム移籍時にはそれをさらに上回り、2700万ポンドの移籍金でアジア人歴代最高額をたたき出した。

 今シーズンは2度のレッドカードや右腕骨折など暗い話もあった一方で、公式戦40試合で18ゴール12アシストとキャリアハイの活躍を披露。プレミアリーグ第16節バーンリー戦で決めた70メートルの独走ゴールは各メディアが選出する最優秀ゴールに輝き、クラブ内でも年間最優秀選手を含む4つの個人賞を獲得した。

文=姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)

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