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低調なスタートのセルティック、指揮官の手腕は懐疑的…今夏2人目の日本人獲得も

ポステコクルー監督(左)率いるセルティックは板倉(右)の獲得へ動くのだろうか [写真]=Getty Images

 横浜F・マリノス前監督アンジェ・ポステコグルーの就任、日本代表FWの古橋亨梧の加入で話題となったセルティック(スコットランド)。スティーブン・ジェラード監督率いる国内リーグ最大のライバル、レンジャーズとしのぎを削るだけでなく、欧州カップ戦での躍進を期待される古豪クラブだが、順風満帆なスタートとは異なる状況に苦戦している。

 先月行われたチャンピオンズリーグ(CL)の予選2回戦。ミッティランド(デンマーク)相手に2試合合計2-2のタイスコアで延長戦に突入する激闘を戦ったものの、決勝ゴールを奪われ敗退したセルティック。欧州最大のカップ戦出場を逃してしまったクラブは、選手補強の必要性を痛感させられることとなった。

 元セルティックのストライカーでチェルシーなどでも活躍したクリス・サトンはGKについて言及。ファーストレグではギリシャ出身のヴァシリス・バルカスが低調なパフォーマンスを露呈し、セカンドレグではスコットランド代表経験のあるスコット・ベインに託したものの及第点とは言えず「クラブが上を目指すのなら、GKは最大の補強ポイントだろう」と、訴えていました。

 そして今月3日、クラブは元イングランド代表GKジョー・ハートの獲得を発表。マンチェスター・Cやトッテナムで培った経験を生かし、正GKとしての役割を担うことになった。一方、将来性を期待されている23歳のロス・ドーハンをイングランド4部トランメア・ローヴァーズにローン移籍させて試合経験を積ませる方針であると報じられている。

 さらにハート加入と同じタイミングで、エヴァートンやクリスタル・パレスで活躍したMFジェームス・マッカーシーの加入も発表。グラスゴー出身でアイルランド代表経験のある30歳は、怪我の影響もあり昨季は10試合の出場に終わったもののハードワークと攻撃センスを兼ね備えたバランサーとしての役割を期待されている。
 2選手の移籍加入にポステコグルー監督は、「ジョーやジェームスといったトッププレイヤーを迎えることができてとても嬉しい。彼らはクラブや代表レベルで様々な経験をしているし、それらをチームに還元してくれることを期待している」と喜びを示した。

 また、ストライカーでは今年6月のモンテネグロとの親善試合でイスラエル代表デビューを飾ったリエル・アバタが加入。古橋のライバルになりそうな19歳は、CLのミッティランド戦で移籍デビューして初ゴールを上げるなど早くも存在感を示している。センターバックにはルビン・カザンから加入したスウェーデン代表経験のあるDFカール・スターフェルトに期待が集まっており、残された補強ポジションは右サイドバックを残すのみとなった。

 昨季後半にレギュラーとして13試合に出場したジョンジョ・ケニーはローン元のエヴァートンに復帰することが決定したため、何名かの候補選手をリストアップして身分照会を続けてきたセルティック。クラブ間で合意間近と報じられていたアントワープ(ベルギー)のポルトガル出身DFアウレリオ・ブタだが、ベルギーメディアが報じたところによると複数クラブがブタの獲得に名乗りを上げており交渉は難航しているようだ。

 そこで話題に上がったのが東京五輪でも活躍しているU-24日本代表の板倉滉だ。マンチェスター・Cからフローニンゲン(オランダ)にローン移籍して2年半、今夏は一旦シティに復帰し、新シーズンの処遇を決める最終段階に入っている。本職のセンターバックとしてなのか、駒不足の右サイドバックとしてなのか、セルティックの補強プランによっては今夏2人目の日本人選手の加入が発表されるかも知れない。

 唯一の懸念はチーム成績。ポステコグルー監督の手腕は日本のファンであれば評価されるものだろうが、CLの出場権を逃しただけでなく、国内リーグのスコティッシュ・プレミアリーグ開幕戦でもハーツを相手に黒星スタートを切ることになり、新天地スコットランドでの評価はまだ懐疑的なもの。
 ヨーロッパリーグの出場権を掛けたヤブロネツ(チェコ)、AZ(オランダ)と続くプレーオフを勝ち抜くことは責務であり、前年覇者のレンジャーズからリーグタイトルを奪還することが新指揮官に託された使命なのだが、果たして。

(記事/Footmedia)

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