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UEFA、各協会と共同で欧州スーパーリーグ構想を非難…強硬措置も示唆

2021.04.19

UEFAが欧州スーパーリーグ構想に対して声明を発表した [写真]=Getty Images

 欧州サッカー連盟(UEFA)は18日、欧州スーパーリーグの構想に対し、各協会との共同声明を公式サイトで発表した。

 欧州スーパーリーグ構想とは、UEFA主催のチャンピオンズリーグ(CL)に対抗するアイディアとして計画されたリーグ戦。欧州の16のビッグクラブが参加し、新設されると報じられている。同日付けのイギリスメディア『スカイスポーツ』によると、リヴァプールやマンチェスター・U、バルセロナやユヴェントスなどが同構想のプランに含まれていると報じられている。

 UEFAはイングランド、スペイン、イタリアのいくつかのクラブが、このスーパーリーグの創設を計画している可能性があることを受け、イングランドサッカー協会(FA)、プレミアリーグ、スペインサッカー連盟(RFEF)、リーガ・エスパニョーラ、イタリアサッカー連盟(FIGC)、セリエAとともに阻止することを表明した。

「もしこのような事態が発生した場合、UEFA、FA、RFEF、FIGC、プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエA、さらにはFIFA(国際サッカー連盟)とすべての加盟団体が一致団結し、社会がかつてないほど連帯を必要としているなか構想されるこの皮肉的で、少数のクラブの私利私欲に基づいたプロジェクトを阻止する努力を続けていくことを、あらためて表明したいと思います」

 また、今年1月に国際サッカー連盟(FIFA)がスーパーリーグ構想を承認することはないと発表したことも踏まえ、以下のように声明を発表した。

「我々は、このような事態を防ぐために、司法とスポーツの両面から、あらゆるレベルで利用可能な手段を検討します。サッカーは開かれた競争とスポーツの実力に基づいており、それ以外の方法ではあり得ません。すでにFIFAと6つの連盟が発表しているように、当該クラブは国内、欧州、世界のあらゆる大会への出場が禁止され、所属選手は代表チームへの出場機会を失う可能性があります」

「特にフランスとドイツのクラブがこの構想にサインすることを拒否したことに感謝します。我々は、サッカーを愛するすべての人々、サポーター、政治家に呼びかけ、このようなプロジェクトが発表された場合には、一緒に反対運動を行います。このような少数者の執拗な利己主義は、非常に長い間続いています。もう耐えられるものではありません」

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