リヴァプールなどで活躍したバロシュが、今季限りで現役引退へ [写真]=Getty Images
バニーク・オストラヴァに所属する元チェコ代表FWミラン・バロシュが、今シーズン限りで現役を引退するようだ。3日に、イギリスメディア『BBC』が報じている。
現在38歳のバロシュは、バニーク・オストラヴァでプロデビュー。EURO 2004では、チェコ代表の一員として大会得点王に輝くと、2002年に移籍したリヴァプールでは2004-05シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で優勝を経験した。
その後、アストン・ヴィラやリヨン、ガラタサライなどのクラブを経て、2013年に古巣のバニーク・オストラヴァに復帰。以後も移籍を繰り返し、現在バニーク・オストラヴァには4度目の所属となっている。
『BBC』は、ここ数年アキレス腱やふくらはぎの負傷に悩まされているバロシュが、今シーズン終了後に現役を退く考えであることを報じた。
「頭では現役を続けたいと思っているんだけど、身体が『もうやめよう』と言っているんだ。僕は長い間、コンディションの問題と向き合っていて、今は身体が思うように動いていない」
「引退を考えている理由は明白さ。加齢を止めることができないからだ。後は、昨シーズンからずっとコンディションが悪かったことも原因だね。どんなに治療をしても、プロとしてキャリアを続けることができないほどの痛みを感じるようになってしまった」
2000年代に彗星のごとく現れた万能型FWが、静かにスパイクを脱ごうとしている。