順位確定に複雑な想いを語った、ブルージュのフォルメル [写真]=Getty Images
ベルギーリーグ(ジュピラー・プロ・リーグ)が2日に、理事会でリーグの続行中止と、現在の順位を最終順位とする方針を発表したことを受け、クラブ・ブルージュに所属するオランダ代表MFルート・フォルメルが複雑な心境を語った。2日に、オランダメディア『デイリー・テレグラフ』が報じている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、ジュピラー・プロ・リーグは「試合を再開するにあたり、選手や家族、スタッフなど、すべての関係者の健康リスクを排除することはできない」と声明を発表。「現在の順位で確定する勧告を出さざるを得ない」とした。
ジュピラー・プロ・リーグでは、クラブ・ブルージュが勝ち点「70」で首位。2位のゲントに勝ち点15差をつけており、今回の決定に沿うとクラブ・ブルージュが今シーズンの優勝クラブということになる。
だが、フォルメルはイレギュラーな形での優勝決定に対し、複雑な心境を吐露した。
「もちろん、僕たちはピッチ上での結果によって優勝を手にしたいと思っていたよ。今回の戴冠は、僕にとってこれまでで最も奇妙なタイトルだし、今後こういった経験をすることがないよう願っている。これは、とても厄介な状況だからね」
「毎日数百人が亡くなっている状況で、サッカーをすることなんてできるかい? それは不可能だ。今の状況は予想外だけど、リーグの続行中止は当然のことだと思う」
世界状況を踏まえればリーグ側の決定には納得しているものの、フォルメルはシーズン途中での戴冠に言いようのない違和感を感じているようだった。
By サッカーキング編集部
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