FIFAが新ルールを採択か [写真]=Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)は、クラブから給料未払いの扱いを受けている選手が、契約を解除できるルールを制定するようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
FIFAによると、同ルールは3月までに詳細を詰められるようで、正式発表まで時間がかかるという。ルール制定を目指していた国際プロサッカー選手会(FIFPro)は代償として、2年前に欧州委員会で行った移籍制度に関する告訴を取り下げに合意した。
FIFAの委員会メンバーであるヴィクター・モンタグリアーニ氏は19日に「とても長い時間がかかったが、粘り強く交渉した成果がやっと表れた」と口にした。「何度も話し合った」結果「ついに合意した」と語ったモンタグリーニ氏は、「選手は給料を受け取る義務がある。雇用問題はサッカー界においても重要なことだよ」と述べている。
しかしFIFProは、現状に納得していないようで「FIFAと建設的な話し合いを進めてきたが、このような問題を協議する前に、移籍についての改善点を明確にしなければならない」と釘を刺した。