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いよいよ欧州リーグ開幕! 2017-18シーズンは5大リーグが全てDAZNで観れる!

2017.08.10

[写真]=Getty Images

プレミアリーグの配信もついに決定!

 Jリーグの放映権を獲得したことで話題となったスポーツの動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」だが、欧州各国リーグのラインナップも充実の一途を辿っている。既存のブンデスリーガやセリエAに、この4月からラ・リーガが加わり、さらに先ごろ、プレミアリーグの配信が決定したという嬉しいニュースがあった。これでUEFAランキングの上位4カ国のリーグが揃った上、スター軍団、パリ・サンジェルマンを擁するフランスのリーグ・アンを加えた「欧州5大リーグ」が、DAZNひとつで視聴可能となった。そこで今回、いよいよ開幕を迎える欧州5大リーグの見どころをご紹介しよう。

■プレミアリーグ(イングランド)
積極補強を展開したマンチェスター勢の逆襲に期待

 満を持してDAZNでの放映が決まったプレミアリーグは、その潤沢な資金により世界で最もスター選手が集まるリーグと言っても過言ではないだろう。恩師アントニオ・コンテ監督の呼びかけで、レアル・マドリードから点取り屋FWアルバロ・モラタが加入するなど、連覇に向けて盤石の体制を整えている王者チェルシーだが、優勝の本命は彼らだけではない。アーセナルやトッテナムのロンドン勢、ユナイテッドとシティのマンチェスター勢、名将ユルゲン・クロップが率いるリヴァプールなどの強豪がひしめき、優勝予想が難しいエキサイティングなリーグとなっている。15-16シーズンのレスター優勝のように、思わぬ結末が待っている可能性もある。
 今季、チェルシーの最も有力な対抗馬となり得るのは、マンチェスターの2クラブだ。ユナイテッドは英国史上2番目に高額な移籍金でベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得した。また、智将ペップ・グアルディオラが率いるシティも、ダニーロやカイル・ウォーカーらサイドバックの補強に1億ポンドを費やすなど、着々とチーム強化を進めている。
 また、個人としては、13年ぶりに地元エヴァートンに復帰したFWウェイン・ルーニーに注目だ。もちろん、昨季レギュラーに定着したサウザンプトンのDF吉田麻也、レスターのFW岡崎慎司ら日本人の活躍にも期待したい。

■ブンデスリーガ(ドイツ)
新体制のドルトムントが絶対王者を揺るがすか

 前人未到となるリーグ5連覇を達成したバイエルンだが、補強に抜かりはない。シャビ・アロンソに代わる司令塔としてMFセバスティアン・ルディを獲得したほか、最終ラインには巨漢DFニクラス・ジューレを加えるなど、分厚い選手層をさらに厚くした。また、中盤にはレアル・マドリードからコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが加入。現在は負傷中だが、現バイエルンの監督のカルロ・アンチェロッティ指揮下のレアルで活躍していただけに、復活にかかる期待は大きい。
 対抗馬は、昨季、潤沢な資金と若手主体の勢いある戦いで躍進を遂げたライプツィヒ、そして、先の浦和レッズとの対戦が記憶に新しいドルトムントだ。母国オランダでの攻撃サッカーで名を上げたペーター・ボスを新監督に迎え、昨季得点王のFWピエール・エメリク・オーバメヤンも残留がほぼ決定。マルコ・ロイスやマリオ・ゲッツェらが長期離脱から復帰すれば、攻撃陣の質はバイエルンにも匹敵する。そして、新体制のなかで、香川真司がどのような役回りを与えられるかにも注目したい。
 香川のほかにも、日本人選手が多くプレーするブンデスリーガ。シュトゥットガルトのスピードスター、浅野拓磨が自身初となる1部挑戦を迎えるほか、フランクフルトにはサガン鳥栖からMF鎌田大地が加わった。ニコ・コヴァッチ監督の評価も高く、持ち前のテクニックを武器に大暴れしてもらいたい。また、DAZNではブンデスリーガ2部の配信も決定しているため、8月6日に浦和レッズからインゴルシュタットへ完全移籍することが発表された関根貴大の勇姿も観ることができる。

■セリエA(イタリア)
ミラノの2クラブは名門復活への足掛かりを掴めるか

 長らく低迷していたセリエAだが、ユヴェントスが昨季のチャンピオンズ・リーグ決勝に進出するなど、にわかにかつての強さと勢いを取り戻しつつある。イタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキやブラジル代表MFドウグラス・コスタらを加えるなど、リーグ7連覇に向け補強に余念のないユヴェントス。その牙城を崩しそうなのは、昨季2位のローマ、同3位のナポリはもちろん、中位に甘んじたミラノの2クラブにも大きなチャンスがあると見られている。
 今夏、FKの名手ハカン・チャルハノールら10人以上もの選手を補強したミラン。なかでもユヴェントスの中心選手であったイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの引き抜きは、今夏の移籍市場における大きなサプライズとなった。また、インテルも名将ルチアーノ・スパレッティ監督をローマから招聘し、プレシーズンでは、チェルシーやバイエルンを破るなど、調子を上げている。新指揮官の評価が高く、一転してクラブ残留が濃厚となったDF長友佑都の奮起にも期待だ。
 選手個人としての注目はユヴェントスのGKジャンルイジ・ブッフォンだ。未だトップクラスのレベルを維持する絶対的守護神だが、今シーズン限りでの引退を表明した。生ける伝説のラスト・パフォーマンスを、ぜひ目に焼き付けていただきたい。

■ラ・リーガ(スペイン)
日本人選手たちの活躍にも期待したい新シーズン

 UEFAランキング1位、今や世界最高峰の呼び声高いラ・リーガ。今季のリーグ優勝の本命はやはり、史上初となるチャンピオンズ・リーグ連覇を達成し、名実ともに世界一のビッグクラブとなったレアル・マドリードだ。2年連続4度目のバロンドール獲得も有力視されるFWクリスティアーノ・ロナウドの残留がほぼ決まり、昨季のシーズン後半戦を棒に振ったFWギャレス・ベイルが復帰、さらにはU-21スペイン代表MFダニ・セバージョスら若手を獲得して選手層も厚くし、盤石の体制を整えている。対抗馬となるバルセロナはFWネイマールを放出した点は気がかりだが、移籍マーケット閉幕までにビッグネームの加入があるだろう。アイデンティティーであったパスサッカーがやや鳴りを潜めている感があるが、リオネル・メッシやルイス・スアレスらのタレント力は未だ世界屈指。エルネスト・バルベルデ新監督の手腕により、新たな黄金期を築けるか、注目だ。
 日本人プレーヤーにも注目したいシーズンだ。昨季、アウェイのバルサ戦で2ゴールを挙げた乾貴史は3シーズン目を迎え、ますます中心選手として飛躍が期待される。さらに今夏、MF柴崎岳が1部に昇格してきたヘタフェに加入した。2部のテネリフェでは攻撃の中核を担い、プレーオフ進出に貢献するなど、スペインで着実に評価を上げている柴崎が、初の1部でどれだけ通用するか、見ものだ。

■リーグアン(フランス)
ネイマールの加入に沸くパリ・サンジェルマン

 バルセロナからパリ・サンジェルマンへ、ブラジル代表のスーパースターであるネイマールの移籍が決定した。このサッカー史上最大級ともいえるビッグトレードの成立により、サンジェルマンは今、世界で最も話題を集めるクラブになったと言っても過言ではないだろう。ネイマールに限らず、ユヴェントスから加入したブラジル代表DFダニエル・アウベス、昨季得点王のウルグアイ代表FWエディソン・カバーニら、世界でも指折りのタレントを揃えるサンジェルマン。ネイマールの加入により、ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーらによる、世界最高峰のポジション争いが繰り広げられる。スタメンに誰が名を連ねるかを想像するだけでも、サッカーファンにとってワクワクが止まらないだろう。
 このパリ・サンジェルマンを押しのけて、昨季リーグ優勝を果たしたのが、モナコだ。昨季特大のサプライズを提供した18歳のFWキリアン・ムバッペの去就が気がかりだが、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオらを擁する攻撃陣の爆発力は依然として健在で、連覇の可能性は十分あるだろう。
 さらにDF酒井宏樹が所属するマルセイユも、この二強に割って入る可能性がある。今夏、ブラジル代表MFルイス・グスタボ、FWヴァレール・ジェルマンといった実力者を加えており、虎視眈々と上位進出を狙っている。

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